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Southern Blue Escape Blog

避寒地としてのオーストラリア

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写真はパームコーブのホテルのプールサイドです。陽射しが強い為に、テントの覆いが設けてありました。

このプールサイドで初老の紳士が分厚い本を読んでいました。「どこから来たの?」と聞くと、「カナダのトロント」ということでした。「もうあちらは寒いでしょう?」と尋ねると「a lot of snow」との答えでした。

北半球が冬の時に、南半球のオーストラリアは夏になりますので、北半球の英語圏、イギリスやカナダの人たちはオーストラリアに避寒に来ます。南半球ならどこでも良いのでしょうが、南半球には治安があまり良くない地域が多いので、治安が圧倒的に良いオーストラリアが避寒地として選ばれることになるのでしょう。

日本人にとってもオーストラリアは避寒地の一つです。お正月休みなどでは、ハワイの次に人気の高いデスティネーションと言えるでしょう。特に、ケアンズは日本からも最も近く、ホテルや観光地では日本人の方々が働いていらっしゃるので、あまり英語が得意でない日本人の旅行者にとっても、行きやすい場所と言えるでしょう。ただし、ケアンズは熱帯雨林地帯に属しますので、日本との温度差が大きすぎるという欠点があります。

もっと過ごしやすい避寒地をと、お考えの方には、タスマニアがお勧めです。1月のタスマニアの最高気温は23度ですので、とても気持ち良い気候です。また、降水量も少なく、きれいな青空を望むことができます。

あるいは、オーストラリアの高原地帯に出かけてみても良いかも知れません。ブリスベン近郊のサンシャインコーストを少し山際に入るとヒンターランドと呼ばれる高原地帯が広がります。ここにはとても良いB&Bがあります。日本ではゴールドコーストの方が有名です。ゴールドコーストはどちらといえば、若者の街で、クリスマスや大晦日には彼らが大騒ぎしています。この時期のゴールドコーストはお勧めではありません。

パームコーブでのランチ

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パームコーブでランチをとりました。前菜は、オイスターです。白ワインと一緒に。オーストラリアではオイスターはパトリックというレシピで提供されることが多いですが、私は白ワインと一緒に頼むので、どうしてもNatural(そのまま)でオーダーすることになります。オイスターの海の香りと白ワインのあっさりとした味わいの組み合わせがとても気に入っています。

メインはラムチョップです。シーザーサラダとマッシュポテトがつけ合わせです。ワインはシラーズです。この癖あるワインはラムチョップによく合います。ラムチョップの美味しさも、シラーズの香りもオーストラリアを訪れることがなかったら、知ることはなかったでしょう。

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ケアンズのベストシーズン

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ケアンズは日本から最も行きやすいオーストラリアの都市です。グレートバリアリーフに代表される海があると同時に、近郊のキュランダには熱帯雨林が広がります。ケアンズは熱帯モンスーン気候に属しており、その1年は11月から5月の雨季と6月から10月までの乾季に分かれます。雨季は高湿高温で、水温も高くなりますが、困ったことにこの時期はスコールやサイクロンなど天候が荒れる可能性も高くなります。乾季の方が旅行には向いていると言えますが、日によっては海には入れないほど、涼しい日もあります。

せっかく、ケアンズに行ったからには海にも入って、かつキュランダ観光なども楽しみたいと思われるなら、雨季の終わりの時期(4月か5月初め)か、乾季の終わりの時期(10月から11月中旬)が良いでしょう。これらの月の気候データを調べてみると、次のようになります。

 

ケアンズ  4月   5月   10月   11月 
最高気温( °C) 29 27 29 31
最低気温( °C) 22 20 21 22
降水量(mm) 177 91 35 84
東京 4月 5月 10月 11月
最高気温( °C) 19 23 22 16
最低気温( °C) 9 14 14 8
降水量(mm) 125 138 198 93

ここで、注目したいのは温度差です。最高気温だけで見ていくと、4月では10度、5月では4度、10月では7度、11月では15度あります。

10度も気温が違うと着ているのものが全く違います。ケアンズ便は夜成田を出発しますから、11月だとコートや厚いジャケットを着ている可能性があります。そのまま、ケアンズに着いてしまうと、暑くて耐えられないことになります。温度差というのは体調に与える影響が大きいものです。旅行に行って体調を壊すと、旅行を楽しむことはできなくなります。このことを考えると、5月の初めか、10月が最適な時期と言えるでしょう。

なお、パームコーブで散歩している時に出会ったおじいさんは、「ここの9月はパラダイス」と言っていました。

ケアンズ :夏を追い求めて

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人の気持ちとは不思議なものです。秋が深まり冬が近づくと、早く冬になって雪景色を見たいという持ちと同じくらい、過ぎ去った夏をもう一度味わいたいという思いが交差します。今年の夏は一度も泳ぎに行かなっかせいか、とりわけその思いが強い気がします。水の上に身体をあおむけに浮かべて、遠いけれど強い、ギラギラする太陽を見たいと思います。

そんな思いを叶えるために、ケアンズに行きました。代表的な観光地はグリーン島くらいで、あとはケアンズ の北に広がる海岸線のビーチをのんびりと探索です。写真で見るように、夏が始まった感じが海にはありました。写真の海岸は、パームコーブに近いクリフトビーチですが、現地の人しか、それも数得られるくらいの数人しか泳いでおらず、波の間に浮んで、遠い太陽を見ました。

 

 

タスマニアの風景

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ワイングラスベイで有名なタスマニアの東海岸をドライブした時の写真です。タスマニアの州都であるホバートから約2時間、地図で見ると海岸沿いを走るように思えます。しかし、行ってみると、途中で山間部を走り、渓谷を抜けたりします。想像と違う道程に驚いていると突然、視界が開け、海岸が広がっていました。

海外の対面は、野っ原が広がり、上の写真にある木が立っていました。高さは3メートルばかり、雷が落ちたのでしょうか。無残に幹が裂けていました。この写真の右側から吹く海辺からの風はこの木に直接、あたります。

写真に映った看板には"Graindstone Bay Pastoral" と書いてあります。Graindstone は辞書で引くと、石臼のことだとわかりました。pastoral は牧歌、田園詩、を指す言葉のようです。ここには、牧場があったのでしょうか。現在は羊も牛もいませんでした。

 

この光景はなぜか記憶に残りました。深い意味があるわけではないのですが、タスマニアというとこの木を思い出します。

シドニーのクリスマス準備

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日本でもそうであるように、オーストラリアでも11月に入るとクリスマスのデコレーションで街角が華やぎます。上の写真は。シドニーのクイーンビクトリアビルディング(QVB)の中にあったクリスマスツリーです。ご存知のように、このビル自体が伝統的なショッピングモールですので、シックな雰囲気に合うように上品なクリスマスツリーでした。

オーストラリアのクリスマスは、日本と違い、オーストラリアでは12月は真夏ですので、"Christmas in Summer" ということになります。また、12月末から1月末までオーストラリアの学校は夏休みにあたり、バケーションの真っ只中になります。新学期の開始が1月末ないし2月初めですから、子供達は開放感に溢れた日々を過ごすことになります。

私もこの時期、メルボルン〜アデレード〜シドニーを旅したことがあるのですが、バケーションの季節でした。クリスマスにはお店がほとんど閉まっていて、淋しい感じでしたが、クリスマスの翌日は"Boxing Day"(クリスマスの贈り物を開ける日)として、バーゲンが始まります。この時期、オーストラリアを訪れるもう一つの楽しみと言えるでしょう。

エアーズロック (ウルル)の予約状況

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エアーズロック(ウルル)は当社でも一番人気のデスティネーションです。問い合わせも多いです。また、他の目的で1週間以上、オーストラリア観光をされるお客様には、必ずウルルをお勧めします。オーストラリアでも自信をもってお勧めする場所の一つです。お勧めする最大の理由は、日本にはない「雄大さ」です。乾燥した赤い大地に、突然現れる一枚岩には言葉を失います。それは神聖なものに出会った感覚につながっていきます。

ウルルに登頂禁止のニュースが流れたせいか、現在ウルルはとても混み合っていて、予約がとても取りにくい状況です。先月、今月と何組かのお客様がウルルに行かれますが、みなさん、半年前には予約されています。この状況は来年へ続くと思います。あるいは、より厳しいものになっていくことが予想されます。それでも、ウルルには行かれることをお勧めします。できれば、少なくとも2泊以上して下さい。あの大きな岩をただ見てるだけで、あるいはその存在を感じるだけで満ち足りた時間を過ごせる場所です。

 

写真は、最近、ウルルに行かれたTA様から送って頂いたものです。初めて、この写真を見たとき、まるで大きな羊が大地に伏せているようだと思ったのですが、今見てみると、象が遠くで歩いているようにも思えてきました。

 

メルボルン・ブライトンビーチ

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メルボルンから電車で約30分、ブライトンビーチ があります。このビーチは写真のように、小さな海の家が集まっていることで有名です。

この海の家は個人で持っているようで、写真のように家族や仲間が集まって海を楽しみます。訪れたのは、3月初旬、日本でいうと初秋の季節に当たります。金曜日の午後です。仕事をリタイアした老人たちが一つのビーチハウスに集まってワインを楽しんでいました。ちょっと淋しいけど、ほのぼのとした雰囲気が漂っていました。

ブライトンという名前も、英国連邦らしい名前ですね。イギリスの南海岸にあるリゾート、ブライトンと同じ名前です。よくイギリスの映画の中で、出てきたのを覚えています。映画の中のブライトンは、観覧車があってもう少し華やかなリゾートだったように思いますが。こちらのブライトンは派手ではありませんが、オーストラリア ののんびりとして、豊かな生活を垣間見るようです。

 

ニュージランドの秋

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ニュージランドの問い合わせが時々、あります。日本から見ると、ニュージランドはオーストラリアの隣国で、とても簡単に行けるように思えます。ちょうど、日本と韓国の関係のように、飛行機で1時間もあれば、行けるように思われるかもしれません。シドニーからオークラストまで直通でも3時間かかります。オークラストは北島にありますから、そこから人気のテカポ湖やミルフィールドサウンドに行くには南島のクィーンズタウン でそれぞれの現地ツアー(最低でも1日ツアー)に参加する必要があります。シドニーからは、少なく見積もっても3日間のコースです。

オーストラリアが大陸の国で、どこに行っても大きな青空が印象的ですが、ニュージランドは島国で山々が迫る細い道と山間の静かな湖が記憶に残る場所です。ニュージランドは島国であるので、どこか日本の景色と似ていますが、オーストラリアは日本とは対極にあるような景観です。

写真はワナカ湖の景色です。南島のクィーンズタウンから車から2時間ほどの距離にあります。静かな秋でした。

メルボルンのステーキハウス

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現在、オーストラリア ではWagyu(和牛)が人気です。メルボルンで和牛で有名なステーキハウスに行ってみました。お店に入ると、すぐに大きな肉の展示ケースがありました。海外のレストランは日本のそれと比べると、照明が暗いことが多いです。(これはホテルでも同じ傾向にあります)。少し薄暗いレストランの中で、肉の陳列ケースだけが輝いており、中の肉が美味しいそうに見えます。

写真で見て分かるように、熟成肉がメインです。Wagyuを頼みましたが、日本人の想像する和牛とはやはり違います。柔らかさはある程度、ありますが、肉のさしは思ったよりも入っておらず、食べてみると肉の香ばしさの方が強く感じました。やはり、肉の楽しみ方が日本とは全く異なるようです。個人的には、Wagyuを食べるよりもT-bone を楽しいだ方が、オーストラリアらしいステーキの気もしますが、いかがでしょうか。

 

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