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ウルル(エアーズロック)登頂、2020年8月再開か?

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オーストラリア政府は、7月までにコロナウイルスからの安全な状態を目標とすることを宣言しましたが、これに対応してウルルの登頂再開が議論されているようです。

ご存知のように、昨年10月にウルルの登頂は全面的に禁止されましたが、今年の年初に発生したコロナ蔓延によってオーストラリの観光産業は大打撃を受けました。その後、オーストラリアのコロナ感染者は約7千人(5月14日段階)に留まり、コロナ対策が成功した国の一つとなり、5月8日に政府は上記の宣言により、経済の再建に乗り出しました。

これに対応して、ウルル地域は8月の再開を目指しており、その際の目玉として、登頂の再掲が議論されているようです。もちろん、これには本来のウルルの所有者であるアボリジニの人達の強い反発があることも事実です。簡単にすっきりと決定されるとは思えませんが、ウルル登頂の再開を議論の俎上にのせなければならないほど、オーストラリアの観光業への打撃は大きいものと言えるでしょう。

記事の中で、オーストラリアを代表する観光資源として、ウルルとグレートバリアリーフ、そしてシドニーオペラハウスを挙げていますが、やはりウルルはこれらの中でも別格と言えるでしょう。その再開をどのような形で行うかは、オーストラリア観光の復興の切り札になるものと言えます。今後の議論の推移を見守りたいと思います。

シドニーのおしゃれタウン:ニュータウンを歩く

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シドニーに行かれた時、ちょっと個性的なお土産が欲しいな〜と思われた時に最適な場所を紹介します。シドニーのセントラル駅から約15分、T2の電車に乗って行くとニュータウン の駅に着きます。

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日本人のおしゃれタウンのイメージは、銀座や青山、代官山など、どちらかと言えば、高層ビル群に囲まれたエリアを想像されるかもしれませんが、ここはそうではありません。もちろん、そのような場所はシドニーでもタウンホール周辺にあります。ニュータウンは、東京でいうと下北沢や裏原宿のようなちょっと尖ったエリアです。片道1車線の道路の両側に雑貨屋や古着屋、本屋、レストラン、居酒屋などが広がります。町の情景はこんな感じです。

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下の写真にはニュータウン ホテルと書いてありますが、宿泊施設ではなく、お酒を扱えるお店との意味です。このあたりの事情は前述してあります。この写真に見るように、古い建物が車道の両端に立ち並んでいます。一見すると、あまりおしゃれなイメージではありませんが、お店の中を覗くととてもクールでおしゃれです。

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雑貨屋さんが多いのですが、雑貨と本を一緒に扱っているお店も結構あります。

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これらのお店の中で、一番、クールでおしゃれだったのは、t2 という紅茶専門店です。日本では見ることのない色彩のデコレーションで心惹かれました。

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ぜひ、シドニー に行った際には覗いてみてください。

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ウルル(エアーズロック )ですべき事:星空鑑賞

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10月でウルルの登頂が禁止になった後、ウルルに訪れてみました。熱狂の後で、静かなウルルに戻っていました。それでも、サンセットやサンライズを見に、世界中から多くの観光客が集まっていました。

ウルルは、行ってみると想像以上のアトラクションが用意されています。サンセット・サンライズツアーを始めとして、サウンドオブサイレンスやフィルードオブライトなどのディナー付きのものから、軽飛行機による観覧飛行など、多彩なオプションがあります。ウルルに登頂できなくても、こられの数多くのアトラクションを楽しむことができます。

もちろん、一番のウルルの魅力は、太陽の光によって表情を変えるウルルやカタジュタそのものであると言えるでしょう。何度行っても、その色合いの美しさには言葉を失います。

しかし、私がウルルをを何度も訪問する理由は、その星空の美しさにあります。夜の8時には公園のゲートが閉まってしまうので、ウルルを背景とした星空を見ることができませんが、それでもエアーズロックリゾートから5分車で走ると、ものすごい星空を見ることができます。

ウルルは、都市から離れた場所にありますので、全く光害は及びません。ウルルで星の色があることを知りました、日本で有名な星空観賞地に行っても、多くの星を見ることはできますが、星の色合いを裸眼で判断することができません。ウルルでは、はっきりと星の色がわかります、

上の写真をアップして星の色をご確認ください。

オーストラリア:朝の散歩

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ブリスベンに暮らしている頃、乾燥したオーストラリアの朝が大好きでした。公園のそばに住んでいたせいで、ジョキングに公園に向かう人達の表情を見ることができました。それらの人達の表情と、BBCの朝のニュースの少し悲しげなテーマ音楽が重なって記憶を作っています。

ブリスベンやシドニー 、そしてケアンズはオーストラリアの東海岸にあるせいで、とても綺麗な朝焼けを見ることができます。乾いた空気と大きな大陸の大地そして高い山がないせいで、朝日が綺麗に見えます。特に海岸沿いに出ると、太平洋から登る太陽を見ることができます。

ケアンズには、現在の成田からの直行便では朝の5時過ぎに着くことになります。あまり眠らないでケアンズに着くことになりますので、この時間の過ごし方はとても難しいです。ホテルのチェックインには早く、ツアーに出ても良いのですが眠っていませので辛そうです。オススメは海外沿いの散歩です。ゆっくり、きれいな朝日を見て散歩すると、清々しい気持ちがします。

写真は、ケアンズ郊外パームコーブの朝焼けです。

 

 

オーストラリア:ワイナリーの開放感

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オーストラリアで生活して、一番印象が変わったのは、ワイナリーに関する私自身の理解でしょうか。日本でも、何度かワイナリーを訪れたことはありましたが、そこはあくまでワインを買うとことろというイメージでした。もちろん、訪れた人のために、ワインに関する展示があったり、レストランが併設されたりはしてはいましたが、特別な場所という感じはしませんでしたし、長居をする場所とも思いませんでした。

オーストラリアの代表的なワイナリーに行くとそのイメージは一変しました。前にも述べましたが、オーストラリアの人たちは食べ物やワインを議論するのが大好きな様で、ワインセラーでも試飲を繰り返しながら飲んだワインに関するディスカッションを長々としているのです。そのうち、ワインだけでなく、色々な話に議論は展開していきます。そうやって、ゆっくりと時間を過ごすのです。

ワインセラーのそばにはきちんとしたレストランも併設されていることが多く、それらのレストランは緑のワイン畠に向かって解放されています。オーストラリア の大きな青空と緑のコンビネーションが少し酔った身体には、とても気持ちよく感じられます。

ワイナリーを巡ることがこんなに楽しいとは思ってもみませんでした。写真はメルボルン郊外のワイナリーです。

 

オーストラリアのレストラン模様

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オーストラリアでちょっとしたレストランに行くと、よく見る情景があります。カップルが2組連れで、同じテーブルを囲むシーンです。歳の頃は30代から50代ぐらいのカップルがお洒落してレストランのバーカウンターで食前酒を飲んでいると、後から同じくらいのカップルが合流してきます。その2組で少しお酒を飲んで、テーブルに移っていきます。2組の大人のカップルがレストランで食事するということは、あまり日本では見ない景色ですが、オーストラリアでは度々、直面することがありました、

彼等はテーブルに座ると、大体、メニューを見て議論を始めます。オーダーするものを相談しているようです。そういう人にためにか、オーストラリアのレストランのメニューはかなり詳細な情報が記載されています。原材料や料理の仕方はもちろんのこと、さらに牛肉なら生産地や飼料の内容なども書きこんであります。日本で「関サバ、関アジ」や「大間のマグロ」のようなブランドがあるのでしょう。それらの情報を見て、彼等はかなり長い間、話し込んでオーダーを決めます。

日本でもし、こんなに話し合って決めたら、お互いのものをちょっともらって食べたりするように思うのですが、彼等は決して他の人の料理をもらったりしていませんでした。

カップル2組でレストランに来るというのも、日本では見かけない情景ですし、ましてみんなでオーダーを相談しあうというのも日本ではあまり見かけません。こういう情景を見ていると、文化の違いを実感します。

上の写真は、メルボルンでの食べたWagyu(和牛)です。なお、原産地はタスマニアと書いてありました。

 

ケアンズ:ブーゲンビリアの散歩道

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海外に行くと、住宅街を散歩します。ダウンタウンの真ん中では感じられない人々の暮らしを想像することができるからです。そのためには、ちょっと郊外に宿をとり、ブラブラと宿の周りを歩き回ります。

美しい住宅街として印象に残っているのは、なんと言ってもケアンズの郊外、パームコーブ です。パームコーブ はケアンズ市内から車で20分程です。海岸沿いの目抜き通りには、レストランやお土産屋が並んでいて、ちょっとその裏手にホテルが点在します。ホテルの周りには、現地の人達の住宅街が広がっています。

住宅街と言っても、別荘が多いかもしれません。街はとても綺麗に整備されていて、街の中を巡回するように鋪道が設けられていました。その鋪道の脇には至る所にブーゲンビリアが植えられていて、ブーゲンビリアの赤紫が南国の強い太陽の光を受けて、輝いていました。

豪華絢爛というわけではありませんが、清潔で静かに日常生活を楽しいでいる人たちを実感できる、そんな散歩道でした。日本では感じたことのない時間が過ぎていきます。

ワイナリー巡りの楽しみ

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オーストラリアのワイナリー巡りの楽しみは、たんに美味しいワインに出会えるからだけではありません。もちろん、それもありますが、ワイナリーではそれぞれの「おもてなし」を用意してあり、それを比べてみる楽しみもあります。ワインそれだけを売りにしているところもあれば、西部開拓時代のような雰囲気を醸し出しているところもあったりします。美味しいレストランを併設しているところもあります。

写真は、メルボルン郊外のモーニントン半島にあるポート・フィリップ・エステートです。このワイナリーは、まるで美術館のような綺麗な建物が印象的です。あまり人家もない地域に、とても美しい白い建物があります。その趣きはとてもクールで、センスの良さを感じざるを得ません。セルラードアの入り口には、白い花が活けてありました。

下の写真は、このワイナリーの入り口です。オーストラリアの青い空と白い建物のコントラストが印象的でした。

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シドニー空港で白ワインを

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旅の疲れで、少し元気がない時は、軽くアルコールを頂きます。シドニー飛行場に着くと、時間があったので、バーカウンターに座って白ワインをオーダーしました。お気に入りは、リースリングのドライ(辛口)です。リースリングはドイツワインとして有名ですが、それはどちらかといえば、甘口のものが多いようです。オーストラリアではすっきりとして、かつフルーティな辛口のリースリングを楽しむことができます、

リースリングをオーダーすると、Leo Buring というワインが提供されました。ネットで調べてみると、アデレード 近郊のクレアバレーのワインです。アデレード近郊はドイツ人の入植が進んだ場所で、ハーンドルフのようなドイツ人の街もあります。オーストラリアの友人は、アデレード という名前そのものがドイツ系だと言っていました。

このワインは、とてもすっきりして飲みやすかったです。オーストラリアではグラスワインを頼んでも、上の写真のようにボトルを置いてくれることがあります。日本の割と良いレストランではこのような提供の仕方をしてくれることがありますが、あまり多くはありません。

ワイングラスとボトルの向こうから、飛行場の光が差し込んできました。

オーストラリア:7月のクリスマス

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オーストラリア では7月にクリスマスを祝います。正確には、7月にも祝うというべきでしょうか。もちろん、12月のクリスマスも祝いますが、この12月はオーストラリア では真夏。雪は降りませんし、サンタクロースには暑そうです。オーストラリア の人達は、イギリスはもちろんのこと、ドイツやフランスなどの北半球にルーツをもつので、やはり真夏のクリスマスには違和感があるようで、真冬の7月もクリスマスを祝うようです。

上の写真は、シドニー 郊外のブルーマウンテンズにあるB&Bにあったクリスマスツリーです。ブルーマウンテンズはシドニーから電車で約2時間ですが、この時期には雪が降ることもあります。オーストラリア というと南国のイメージが強いのですが、首都のキャベラの近郊には、スキー場もあるほどです。訪れたのは7月の上旬でしたが、朝夕はとても寒く、暖炉の火があかあかと燃えていました。

日本とは全く異なる季節感を味わえるのはオーストラリア旅行の魅力の一つです。

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