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オーストラリア旅行の計画スケジュール

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ネットなどによれば、海外旅行のダントりは次のように説明されることが多いようです。

① 3ヶ月前:旅行の目的地や期間を決める

② 2ヶ月前:ホテルや航空券を手配する

③ 1ヶ月前:旅行先の情報を集める

オーストラリアの人気の観光地では、このスキーマは当てはまりません。具体的には、ウルルやハミルトン島などの観光地は、3ヶ月前ではホテルが手配できないことが多く、6ヶ月前ぐらいの余裕は必要です。「ウルルに行きたい」と思われのは、テレビや雑誌などの情報に刺激されることが多いと思われますが、それらの情報によると割と簡単に行けるように感じられます。前にも述べましたが。ウルルは簡単に行ける場所ではありません。地理的に見ても、日本から遠く、またその設備の面から行っても収容人数が限定されています。突然、3ヶ月前に行きたいと思われても、宿泊施設や飛行機がいっぱいのことが多いようです(もちろん、日程によります)。夏休みや冬休みは、少なくとも半年前に手配しないと無理でしょう。

働いている人にとっては、むしろ取ることのできる休みの期間が最初に決まって、その期間でいける場所を探すことが多いのではないでしょうか?よって、そのプロセスは上記と異なり、次のようになるでしょう。

①  休みの期間が確定する。

② 行きたい場所をいくつかピックアップして、その情報を集める。

③ ホテルや航空券の手配する。

②と③のプロセスは、不可分になることが多いと思います。行きたい場所を決めても、宿泊施設や飛行機に空きがないとその旅行は不可能になりますし、想定した予算を超える可能性もあります。これらのプロセスを個人で合理的でやろうとするとかなりの時間が必要です。その場合には私たちにお任せください。

旅行期間と希望旅行先をお伝えいただければ、最適の旅程をお作りします。もちろん、これは無料のサービスです。

写真はパースの公園から中心地を見た情景です。

 

オーストラリアでの食事価格帯

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オーストラリア物価は一般的に日本よりも高いです。特にそれを感じるのは食事ではないでしょうか?これまでもいくつかの食事の記事を書いてきました。オーストラリアのディナーに関する価格のイメージは、ちょっとした街のレストランに行くと5千円はかかると思ってもらえば良いかと思います。日本でいうファミレスはありませんので、日本で2千円くらいで済ませることが可能なディナーが5千円程度くらいかかる感じかと思います。しかし、1万円出せるのでしたら、銀座や青山クラスにあるレストランのレベルの食事が楽しめます。すなわち、1万円出すと、かなり美味しくて雰囲気の良いお店に行くことが可能です。もちろん、これを超える2〜3万円クラスのレストランもありますが。。。

私のイメージとしては、5千円クラスのレストランは圧倒的に日本の方が充実していますが、1万円クラスだとオーストラリアの方が優っているように感じます。海外旅行に行って、毎晩、1万円クラスのレストランに行けるのでしたら、問題はないのですが、多くの人にとってそれはちょっと考えにくい予算配分だと思います。2千円クラスのレストランで原則満足して、旅行の間で1度だけ、1万円クラスのレストランに行ければ、といういうのが多くの人の思われるところではないでしょうか?

問題は、2千円クラスのレストランがほとんどないことだと思います。2千円はオーストラリアドルでいえば、24ドル程度ということになります。イタリアンレストランに行っても、パスタだけでこの価格設定を超えることが多いと思います。イタリアレストランでディナーでパスタだけというのは割と気が引けますよね。中華料理やインド料理でも、ほぼ1品で予算を超えることになります。

予算2千円ですと、ファーストフードに行くことになりますが、日本でも行くハンバーガーチェーンにはあまり行きたくはないですよね。日本でも、六本木や新宿ではシシカバブのファーストフード店がありますが、オーストラリアではどの街でも見ることができます。ここなら、予算内で十分に食事を楽しむことができます。

シシカバブにはあまり珍しくないと思われる方にお勧めは、「ギリシャ料理」や「レバノン料理」です。日本ではこれらの料理はあまり目にすることはありませんが、「ギリシャ料理」はオーストラリアの大きな街には専門店があって、とても美味しいです。特に、メルボルンはギリシャ人街があるほどです。

写真は、代表的ギリシャ料理の一つ、スブラキです。ピタでシシカバブのような肉を挟み込んだもので、かなりボリュームがあります。

 

ウルル:新しい海外旅行の喜びを

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ウルルが大変、人気です。すでに来年の予約も一杯になりつつあります。多分、来年の登頂禁止が決まったせいなのでしょう。ウルル登頂を願う人が滑り込みで申し込みを行なっているという状況なのではないかと思います。

しかし、ウルルは登頂しなくても、十分楽しめる場所です。むしろ、実際にウルルに行ってみると、そこは特別の場所でアボリジニの人たちが聖地として、この一枚岩を大切にしていることがよく分かります。その思いを知ると、登るべき場所ではないように思います。

ウルルは登れないとしても、何度も訪れたい場所の一つです。なぜなら、ウルルの風土は私たちが暮らしている日本のそれとは全く対照的だからです。ウルルの周りは赤茶けた砂漠の大地で、木々もまばらです。高潤で樹木が密集した日本の風土とは全く逆です。そこでは、当たり前の景色、例えば朝焼けや夕暮れ、あるいは夜空も全く日本で見るものとは違います。湿度が低く、かつ遮るものが全くないので、朝陽や夕陽は鮮やかで、ウルルの岩肌を美しく染め上げます。また、空の透明感が高いので、そこでの星空は世界的にも有名です。

そこは日本での日常生活とは全く異なる空間を実感できる世界です。そのような世界に身をおくと、普段の暮らしがとても遠くに思えます。心がリフレッシュできます。

しばしば、リゾートと観光地は違うということが指摘されます。観光地が物見雄山で1回きり、訪れる場所であるのに対し、リゾートはゆったりと繰り返し訪れる場所をさします。日本人の多くが温泉に行くのは、まさにリゾートしての楽しみを求めてと行って良いでしょう。海外旅行も観光ではなく、リゾートの喜びを求めて行って欲しいと思います。ウルルはその雄大さが紡ぎ出すゆったりとした雰囲気はリゾートの相応しい場所と言えます。それは私たちの皆さんの提供したいと願う「エスケープ」の一つの代表的な形態です。

リゾート地としてのウルルを実感するために、お客様には少なくとも2泊をお勧めしています。

写真は、夕暮れのカタジュタ(風の谷)です。

ウルルでの過ごし方

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ウルルというと、多くの方が登頂ということになるようです。前にも述べましたが、あまり登頂はお勧めではありません。思った以上に危険だからです。毎年、数人の死亡者が出るらしいですが、実際登ってみると分かります。1枚岩ですから、樹木はもろろんのこと、ほとんどつかまるものがありません(一番、急な斜面には鎖が張ってありますが)。表面はツルツルで、かつ濡れている(ウルルはアボリジニにとっては貴重な水場です)ので、とても滑りやすいです。よく格安ツアーでケアンズから1泊2日でウルル登頂ツアーなどの売出しがありますが、とても危険なツアーだと思います。

また、ウルルはアボリジニにとって聖地ですので、その意味でもあまり登頂することはお勧めではありません。行ってみるとわかりますが、ウルルは確かに他の場所にない、独特の静謐感が漂う場所です。何もない砂漠の中に、突然、一枚岩が現出する景色は言葉にならないものがあります。

登頂もせずに、何をするの、という疑問があるかもしれません。お勧めは、レンタカーを借りてのドライブです。ツアーで回らない場所を車を走らせることによって、自分だけの美しいウルルを見ることができます。有名なサンセット、サンライズも車があれば、多様な方向から見ることができます。光の角度によって、全く違うウルルの表情を鑑賞することになります。これも車がないとできないことです。

ホテルが集まったエアーズロックリゾートからウルルまで車で20分ほど、かかりますので、車がないと何をするにしてもツアーに入ることになり、行動がかなり制約されることになりますが、レンタカーがあれば自由にウルルおよびカタジュタを見て間れることになります。

ウルルの周囲は砂漠で、道はまっすぐ、車の量も多くなく、日本で運転するよりも楽です。また、右ハンドルですから、ほとんど違和感もありません。信号もあまりなかったように思います。今まで運転した中で一番、運転して楽しい場所でした。

また車があると、夜、ホテルを抜け出して最高の夜空を見ることができます。ホテルの周りはまだ光がありますが、5分も走ると真っ暗で、頭上から満点の星が降ってきます。この光景は、車がないと楽しません。ウルルに行って、この星空を見ないのは考えられません。

写真はカタジュタに行く途中にある展望台からの景色です。

メルボルンの楽しみ

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メルボルンはオーストラリアの中でもヨーロッパの影響を強く感じる街です。シドニーがアメリカ的な要素を持っている街であるのと対称的と言って良いでしょう。その中でも、写真の王立展示館(Royal Exhibition Building)は世界遺産に選ばれるだけであって、堂々とした雰囲気をもつ建物です。この建物は1880年に万国博覧会のために建てられたものですが、その後、オーストラリアの国会議事堂としても使用されました。

メルボルンは、19世紀の後半にゴールドラッシュで急速に栄え、イギリス帝国内でもロンドンにつぐ、第2の都市となりました。現在でもメルボルンにはビクトリア女王時代の建物がたくさん残っており、それがメルボルン にヨーロッパ的な香りを与えていると言って良いでしょう。古い街並みを歩きながら、疲れたらトラムに乗って、さらにカフェでコーヒを味あう、それがメルボルン の楽しみです。

伝統的な街の顔を持ちながら、安全で清潔な街、それがメルボルン の魅力と言えるでしょう。

オーストラリアで確実に「コアラ抱っこ」をするためには

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お客様の旅のご要望として「オーストラリアに行って、コアラ抱っこをしたい」という声が寄せられます。

お客様の中には、オーストラリアに行けば、どこでも「コアラ抱っこ」ができると思っている方がいますが、実はクィーンズランド州以外では原則、コアラ抱っこはできません。それらの州はその法律で、コアラに触れることを禁止しているからです。クィーンズランド州というと、ケアンズやゴールドコーストなどの日本でも有名な観光地がありますので、それらの都市ではコアラ抱っこは可能です。しかし、シドニーやメルボルンなどの都市、あるいはウルルを主たる目的地とした場合には、コアラ抱っこはできないことになります。

オーストラリア もアメリカと同じように、州の独立性が高く州によって規制が異なります。一番、わかりやすい事例はサマータイムあるいはDaylight Saving Time はシドニーなどのニューサウスウェールズ州では実施されていますが、クィーンズランド州では実施されていません。その結果、時期によってはブリスベンとシドニーの飛行時間が30分だったりします(本来的には1時間半ですが)。

日本人の感覚では県によって規制が違うことは考えにくいので、オーストラリア に行きさえすれば、「コアラ抱っこ」ができると思い込んでいますが、それは大きな間違いです。もし仮に、「コアラ抱っこ」を旅の目的の一つとするならば、必ずクィーンズランド州に行かなくては行けません。例えば、ブリスベンの郊外にあるローンパインコアラサンクチャリーでは、HPではっきりとコアラ抱っこが可能であることが提示されています。

ちなみに、野生のカンガルーはオーストラリア に行けば必ず会えますが、野生のコアラには滅多に出会えません。

写真は Brisbane Marketing の許可を得て使用しています。

 

 

 

ヤラバレーのシャンドン

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メルボルンの郊外、ヤラバレーを代表するワイナリー、ドメーヌ・シャンドンです。ご存知の通り、フランスのシャンペンメーカー、モエ・エ・シャンドンの海外展開拠点の一つです。チリ、カルフォルニア、に続いて、1986年に当地に開業しました。涼しい気候(cool climte)と芳醇な土壌がワイン作りに最適と判断されたため、とホームページでは説明されています。

実際に訪れてみると、よくある商業主義的な煌びやかなワイナリーという感じではなく、どちらかと言えば伝統的で落ち着いたたたずまいです。やはり、オーストラリアでも"CHANDON"の文字は、格式高さを感じさせます。ただ、想像するよりも、内部は広いものではありません。それでも、ちょっとしたところにフランスを想起させるエスプリの効いた展示がされていました。

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welcome の上には、シャンパンの蓋がのっていました。

シドニー の抜けるような青空

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オーストラリアの魅力の一つは、この抜けるような青空だと思います。上の写真は、昨年6月お客様をお連れしてシドニー を訪れた時のものです(このツアーの詳細はこちら)。目の前に見えるタワーがシドニー タワーです。見た通り、雲一つない青空がシドニー の街の上に広がっていました。

日本では、梅雨の前のはっきりしない天気が続いていたので、乾燥した大地に広がる青空が余計、鮮明に映りました。シドニーは晩秋に当たる季節で、ちょっと肌寒く、朝夕は軽いダウンジャケットを羽織って町歩きを楽しみました。この時は、シドニーの中心地から2つほど離れた場所に宿泊施設をとりました。シドニー南側の丘陵地の高台に宿泊施設がありましたので、ゆっくり歩きながらシドニー中心地に降りて行き、帰りは電車やバスで宿泊施設まで上がってくるといった散歩をしながら、シドニー探訪をしました。その途中で撮ったのが上の写真です。

日本では見ることのない、乾燥した青空をどうぞ、

 

メルボルンの夏模様

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メルボルンの郊外、電車で30分程度行くと、ブライトンビーチ に着きます。ここは、ビーチ ボックスと呼ばれる色とりどりの海岸の小さな小屋が有名です。日本では海辺には「海の家」があるように、メルボルン では個々人が小さな小屋を持っており、ここで夏の間、家族や友人達で集まってゆっくりと過ごします。

訪れた日は、平日でしたのでビーチボックスを使っているグループは数える程度でしたが、とても楽しそうにお酒を飲んでいました。ハイキングあるいは日本のお花見にちょっと似ている感じでした。50〜60個集まったビーチボックスは色どりが多様で、彼らの色彩感覚を表しているようで面白かったです。

この地名、ブライトン(Brighton)はイギリスにもあります。ロンドンから電車で1時間有名なビーチリゾートです。多分、そこを懐かしいんでつけられた名前なのでしょうね。この名前を最初に知ったのは、「小さな恋のメロディー」という映画でした。主人公のマーク・レスターとトレシー・ハイドが海岸でデートする場所に設定してありました。

このカラフルな小屋は、オーストラリア 人が夏を楽しむ方法を表しています。

 

オーストラリア で温泉

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メルボルンの郊外、モーニントン半島にはペニシュラ・ホットスプリングズという温泉があります。お隣の国、ニュージランドは環太平洋火山帯に属しているせいか、ロトルアなどの有名な温泉がありますが、オーストラリア では温泉があるとはほとんど、聞いたことがありませでした。

この温泉は日本の草津温泉にヒントを得て、作られたとのことでした。日本お温泉のマークもロゴとして使われていますし、施設の入り口などは日本のどこかの温泉に来たような感じを受けます。ただし、施設内に入ると水着着用となり、やはり温水プール的な感じになります。水着着用でもハンガリーのブタペストの温泉のように、とても広い温水プールだと感動するのですが、ここは浴槽の大きさは2〜3人ようからせいぜい10人程度のものが20個近くあり、なんとも中途半端な感じを受けることは否めません。

また、ペニシュラ(Peninsula:半島)と称しているんので、海沿いにあり、海を見ながら温泉に入れるのだと思い込んで行ったのですが、これも予想と反して、半島の山間にありますので、海は見えません。

お湯は無色透明で匂いもきつくなく、とてもよかったです。沸かしているのかと聞いてみたのですが、"Natural"とのことでした。森林の中でお湯に浸かるのも面白い経験ですし、日本文化がオーストラリア に影響を与えている様を見るのは興味深いとも言えるでしょう。

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