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Southern Blue Escape Blog

キャンベラからドライブ&ランチ

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キャンベラから30分ドライブ、森の中に現れるレストラン&セルラードアー、ポーチャーズ・パントリーに来ました。「密猟者(pochers)の貯蔵庫(pantry)」、日本では考えられない名前のお店です。このお店は"somokehouse" と称するように、燻製肉がオススメです。レストランで燻製肉を使った料理を提供するだけでなく、ショップで燻製肉を販売しています。レストランの周りは牧場になっており、羊などが飼われています。

キャンベラの街から北へ、シドニーへ向かう道路を15分も走ると首都と思えない景色が広がります。道の両側は、牧場とワイン畠です。低い山々が遠くにありますが、頭上は遮るものはなく、大きな青い空が広がります。メイン道路から脇に入り、さらに銀杏並木の道を入って行くと、そこに花々に囲まれたレストランがあります。

家族連れがいて、小さな子供がテーブルにちょこんと座っていますが、なぜか大人しくランチを楽しいでいます。このレストランの静かな雰囲気を壊さないように、少し緊張しているようにも見えます。とてもお行儀が良い子供達で、ゆったりとした時間の中に溶け込んでいます。

忘れらないランチ&ドライブになりました。

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オーストラリアのB&Bに泊まる

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B&B(Bed and Breakfast)というと、日本の民宿を想像する人が多いでしょう。ちょっとチープであまり居心地の良い場所と思われないかもしれません。しかし、日本の民宿のレベルが近年、急速に向上しているように、オーストラリアのB&Bも施設によってはちょっとしたホテルに負けず劣らず素晴らしいところも少なくありません。むしろ、家族的なサービスが受けらることによって、旅を思い出深いものにしてくれると言って良いでしょう。

私たちが宿泊したオーストラリアのB&Bは、リタイア後の老夫妻が営んでいたり、あるいは牧場やワインナリーを営業するかたわら、その一部の施設を解放する形で行われることが多かったように思います。それらのB&Bの特徴的な点は、素晴らしいローケーションにあるということです。一流の別荘地の中にあるB&Bや、牧場の中の小山の斜面にあるB&Bなどでは日本では見ることができない景色を十分に堪能することができます。

写真はそのようなB&Bの一つです。タスマニアの東海岸にあるSheoaksというB&Bのリビングエアリの写真です。このB&Bはコールスベイという静かな湾を見下ろす別荘地にあり、眼下には静かな海が広がっていました。空の青と海のブルーが目を通じて心の中に入ってくるようで、とても落ち着く、居心地の良いリビングでした。

海外の友人の別荘を訪ねたようなそんな気分がする旅でした。

 

タスマニアのうろこ雲

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4月のタスアニア(オーストラリアの南の島)を訪れた時、驚いた景色があります。上の写真です。大体、オーストラリアは紅葉よりも黄葉する木々が多く、あまり赤の色を見ることはなかったのですが、ある葡萄畠では真っ赤に樹々が色づき、そこだけ他とは異なる情景が広がっていました。他の葡萄畠では黄色く、色づいていたので、ここだけがなぜか、真っ赤になっていました。どうしてこのような色になるのか不思議で車を降りて、現地の人に尋ねようと周辺を歩き回ったのですが、誰にも会うことはなく、ただ空には大きなうろこ雲が流れていきました。音もなく、タスマニアの時が過ぎていきました。

4月の当地はすでに秋の盛りで、日中でも13度くらいしかありませんでしたが、湿気も風もないせいか、半袖のシャツでもそれほど寒さを感じることもなくドライブできました。

時々、あの赤い葡萄畠の周りをテクテクと歩き回った時間のことを思い出します。頭の中には、赤い葡萄畠と高い秋の空と、うろこ雲が蘇ります。

オーストラリアの羊

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オーストラリアの郊外に行くと、平原に広がる大きな牧場を見ることができます。牛や馬、羊などが飼われています。日本でも、特に北海道では牛や馬がいる牧場を見ることができますが、羊のいる牧場はそれほど、多くはないと思います。もちろん、ニュージーランドでも羊の牧場を見ることができます。よく、ニュージランドは人間の数よりも羊が多いと言われますが、少し郊外に行くと、本当に羊だらけです。ただし、ニュージランドは広い平原があまりありません。ちょっと日本に似た地形で、山間の地に羊が飼われていると言ったイメージです。

オーストラリアの大平原でのんびりと暮らしているように思われる羊を見ていると、ほのぼのとした気分がしてきます。幸せな家族の情景を見ているようなそんな気分です。

日本ではあまり子羊(Lamb)を食べませんが、一度食べると病みつきになる程、美味しいものと思っています。最初は、街の中を流れる川と教会の居住まいが印象的な街、クライストチャーチ(ニュージーランド)でラムを食べる機会があったのですが、その甘美な味わいに驚愕したことをよく覚えています。ご存知のように、クライストチャーチは大きな地震の被害にあったのですが、街の美しさとラムの美味しさは忘れることができません。

もちろん、オーストラリアでも美味しいラムを食べることができます。お客様にはいつもラムの美味しい店を案内しております。

聖書には子羊を神殿に捧げる話がしばしば登場しますが、実際にラム、子羊を食べる前は全くぴんと来ませんでした。それが、初めてクライストチャーチで、教会がアイコンのような街で、ラム、子羊を食べた時、聖書の子羊を生贄にする意味がよく分かりました。あんなに無垢な子羊を食べるとこんなに美味しいのですから、生きることの業の深さに思いが巡りました。

季節の訪れ:オーストラリアの季節感

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日本では各地で桜の便りが聞かれ、まさに春を迎えようとしています。この季節は、冬の間にふさぎ込んだ気分から、花々の開花と同時に目の前が急に開けるような開放感を味わえる季節と言えるでしょう。季節感と暦は直結しています。4月のカレンダーをめくると、あるいは3月末を迎えると誰もが花々の開花を心待ちにしています。日本ではこの季節が、学年や会計期間の更新時期にも当たることから、この開放感は独特のものとしてうつります。個々の社会や組織が新人を迎え、気分のリニューアルが促進されるようです。

同じ4月が、オーストラリアでは紫外線の強い夏が終わり、静かな秋に移行する時期にあたります。オーストラリアの南、タスマニアではこの時期、綺麗な紅葉が山々を染めます(紅葉というより、黄葉ですが)。強い太陽の光に照らされて疲れた身体を休める静かな時間、秋の到来です。

日本とは全く逆の時間が流れます。それを先取りとみるか、退行と感じるかは、その人の置かれた精神状況に関係するのでしょう。

上の写真は、昨年9月に訪れたパースのキングス・パーク&ボタニックガーデンの情景です。彼の地ではまさに春が訪れ、花々は命の輝きであふれていました。日本ではちょうど暑い夏が終わり、夜風の冷たさを感じ始める頃でした。その時は、彼の地の春を時間が急に進んだように感じました。

さて、皆さんがオーストラリアを訪れるとその時をどのように感じるでしょうか?

 

クオッカのぬいぐるみ

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パースで宿泊したパンパシフィックホテルでは、ウェルカムのシャンパンやチョコレートと一緒に、クオッカのぬいぐるみが置いてありました。

数日後、実際にみたクオッカはほぼこの大きさで、そして肌の感じがこのぬいぐるみと同じでちょと驚きました。クオッカは想像した通りの動物で、大きさもちょうどいいものでした。さらに驚いたのは、その人懐こっさです。ロットネスト島に渡って、ちょっと歩くと、クオッカの方から寄ってきます。また、レストランでは「おすそ分け」を狙って足元をウロチョロします。

家の飼い猫よりもずーっと人懐っこい、なのに有袋類という不思議な動物でした。

話題のクオッカです。

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NHK/BSの「ワイルド・ライフ」でも取り上げられた、「世界一幸せな動物:クオッカ」です。大きさは猫程度ですが、オーストラリア独特の有袋類で、お腹には袋があります。

パースのフリーマントル港から45分沖合のロットネスト島に住んでいます。ロットネス(Rattnest)は、rat(ネズミ)とnest(巣)を組み合わせたもので、ネズミの巣という意味のようです。確かに、クオッカは大きなネズミと言えば、そのようにも見えます。

クオッカは口角が上がっており、微笑んでいるように見えます。そのために、「世界一幸せな動物」と呼ばれ、そのセルフィーが数多くネット上にアップされています。

フェリー埠頭から歩き島の中心部に歩いて行くと、至る所でクオッカが見られます。中には、上のようなクオッカの親子もいます。クオッカたちはとても人間に慣れていて、全然怯えません。写真も撮り放題でした。

 

オーストラリアでのドライブ

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オーストラリアの大自然を楽しむためには、ぜひ、現地でドライブすることをお勧めします。あるいは自分のリズムで、ゆっくりとオーストラリアを楽しむにはセルフドライブをするしかありません。

オーストラリアの道は、シドニーやメルボルンのような大都市圏を除くと、ほとんど渋滞することはなく、どこに行ってもまっすぐ道が伸びており、運転していてもとても楽しいです。また、スピード違反の取り締まりが厳しいせいか、ドライバーのマナーも比較的、良いので、運転していてイライラすることも皆無です。

バロッサバレーの葡萄畠の緑を見ながら走った道や、タスマニアのワイングラスベイを目指して走った道も、朝日のウルルを見るために走った赤茶けた道も忘れ難いのですが、やはりオーストラリアの最も印象深いドライブは、グレートオーシャンロードです。グレートオーシャンロードは、メルボルンからアデレードへドライブした時に訪れました。どこにもありそうな海岸の町をいくつか抜けると、ここにしかない風景が広がります。

大きな海と大きな空に囲まれて走るドライブは、爽快という言葉につきます。

オーストラリアの宿泊施設

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オーストラリアの宿泊施設が素晴らしいことは何度もお伝えしていますが、それは特にワイナリー地域に多いように思います。

もちろん、有名な観光地、ウルルやハミルトン島、カンガルー島、ロードハウ諸島には世界的にも有名な宿泊施設がありますが、それらはやはりお高いものになります(その価値は十分にあります)。しかし、それらは高級なリゾートですから、残念ながら現地の生活を垣間見ることはなかなかできません。

ワイナリー地域に行くと、オーストラリア人がこういう風に生活しているんだというのが、なんとはなく、肌で感じられてとても楽しいです。そして、ワイナリー地域ではオーストラリア人もぼーっとして休暇を楽しいんでいますので、町全体がゆったりとしていて、とてもリラックスできます。

上の写真は、アデレードから車で2時間、クリアーバレーというワイナリー地域にあるミルアパートメントのベッドルームです。この宿泊施設は道路に面していながらも、反対側はちょっとしたブッシュに囲まれていますので、お部屋は緑の中にある造りになっており、とても落ち着きました。また、この部屋は2ベッドルームですので、最大4名まで泊まれます。

アパートメントの形式ですので、もちろん、キッチンも完備されています。このような部屋に泊まって、食料をスーパーに買い出しに行くと、現地の暮らしが実感できます。食事を作るのが億劫ならば、この宿泊施設にも、そして近くにもレストランがありますので、そこで現地の人と同じものを食べると良いでしょう。

たまには、こんな海外旅行、いかがでしょうか?

静かなホバートの秋

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日本は春を迎えようとしていますが、オーストラリアは秋に向かいます。次第に木々の葉が黄色くなり、ゆっくりと寒さが降りてきます。

秋のタスマニアを旅したことがあります。4月でしたので、当地は秋の只中でした。ホバートは港町であると同時に、タスマニアの州都でもあります。シドニーに続いて古いと言われる街だけあって、街中には古い建物も多く、イギリスの伝統継承を感じました。

そのようなホバートの街を歩いていると、格式を感じさせる建物がありました。色づいた木々と薄いベージュの建物の色がマッチして、絵のように美しかったのでシャッターを切りました。あとから調べてみると、州議会堂ということが分かりました。

ホバートは、どこか上品さを感じさせる街でした。

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