タスマニア
タスマニアのうろこ雲
4月のタスアニア(オーストラリアの南の島)を訪れた時、驚いた景色があります。上の写真です。大体、オーストラリアは紅葉よりも黄葉する木々が多く、あまり赤の色を見ることはなかったのですが、ある葡萄畠では真っ赤に樹々が色づき、そこだけ他とは異なる情景が広がっていました。他の葡萄畠では黄色く、色づいていたので、ここだけがなぜか、真っ赤になっていました。どうしてこのような色になるのか不思議で車を降りて、現地の人に尋ねようと周辺を歩き回ったのですが、誰にも会うことはなく、ただ空には大きなうろこ雲が流れていきました。音もなく、タスマニアの時が過ぎていきました。
4月の当地はすでに秋の盛りで、日中でも13度くらいしかありませんでしたが、湿気も風もないせいか、半袖のシャツでもそれほど寒さを感じることもなくドライブできました。
時々、あの赤い葡萄畠の周りをテクテクと歩き回った時間のことを思い出します。頭の中には、赤い葡萄畠と高い秋の空と、うろこ雲が蘇ります。
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