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パース

季節の訪れ:オーストラリアの季節感

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日本では各地で桜の便りが聞かれ、まさに春を迎えようとしています。この季節は、冬の間にふさぎ込んだ気分から、花々の開花と同時に目の前が急に開けるような開放感を味わえる季節と言えるでしょう。季節感と暦は直結しています。4月のカレンダーをめくると、あるいは3月末を迎えると誰もが花々の開花を心待ちにしています。日本ではこの季節が、学年や会計期間の更新時期にも当たることから、この開放感は独特のものとしてうつります。個々の社会や組織が新人を迎え、気分のリニューアルが促進されるようです。

同じ4月が、オーストラリアでは紫外線の強い夏が終わり、静かな秋に移行する時期にあたります。オーストラリアの南、タスマニアではこの時期、綺麗な紅葉が山々を染めます(紅葉というより、黄葉ですが)。強い太陽の光に照らされて疲れた身体を休める静かな時間、秋の到来です。

日本とは全く逆の時間が流れます。それを先取りとみるか、退行と感じるかは、その人の置かれた精神状況に関係するのでしょう。

上の写真は、昨年9月に訪れたパースのキングス・パーク&ボタニックガーデンの情景です。彼の地ではまさに春が訪れ、花々は命の輝きであふれていました。日本ではちょうど暑い夏が終わり、夜風の冷たさを感じ始める頃でした。その時は、彼の地の春を時間が急に進んだように感じました。

さて、皆さんがオーストラリアを訪れるとその時をどのように感じるでしょうか?

 

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