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メルボルン

メルボルン:夏の終わりの海

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3月の初旬、メルボルンのブライトンビーチ に訪れた時のものです。この日は、金曜日。訪れる人も、それほど多くもなく、のんびりと時間が過ぎていきます。泳ぐ人もまばらな海で、親子が波と戯れていました。大きなお父さんと小さな娘さんです。女の子は2歳ぐらいでしょうか。波打ち際を走って行き、その後を大きなお父さんが追いかけて行きます。

太陽がゆっくりと海に沈んで行き、1日が終わろうとしています。夕方の風は、Tシャツだけでは寒く感じられ、暑かった1日の終わり、そして夏の終りが感じられます。秋に向かうの季節です。日本では春に向かうところでしたから、ちょうど季節が逆です。

季節が逆だというのは、なかなか、面白いものです。夏の暑さの時には、人はセーターを着る季節を夢見るので、あるいは夏が過ぎ去ろうとする時には、終わらない夏を想像するものなので、それを可能にするオーストラリア旅行はタイムマシーンのようです。

 

メルボルン クィーンビクトリアマーケットの花屋

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メルボルン の台所として有名なクィーンビクトリアマーケットの花屋です。大きなマーケットですが、日本の市場と同じようにカチッと整理されているわけではありません。生鮮食品だけではなく、衣料品なども売っており、日本の市場のイメージとは若干、異なります。

大きな市場を歩き回っていると、突然、鮮やかな花たちが目に飛び込んできました。訪問した時期は、3月初旬、当地の初秋ともいうべき時期でしたが、バラの花がとても綺麗でした。

日本の花市場を訪れたことはないのですが、日本の街中にある花屋のデコレーションとは趣きが異なるように感じられました。素朴であるが故に、なぜか自然の美しさを感じさせました。ある意味、ぶっきらぼうに置かれたような花たちでしたが、華やかさは見事でした。

市場を歩くと、その国の感性がわかるように思います。

 

オーストラリアのビーチ

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オーストリアのビーチといえば、ケアンズやハミルトン島に代表されるグレートバリアリーフが有名です。他にも、ゴールドコーストなどのビーチもあります。都市に近いビーチとしては、シドニーのボンダイビーチ、メルボルンのブライトンビーチ、アデレードのグレネルグビーチがオススメです。これらのビーチに共通するのは、若干、年齢層が若いと思われることです。

中高年の方々が満足されるような、静かなしっとりとした綺麗なビーチもあります。代表的には世界一の砂浜と称されるジャービスベイや、現地の人たちに人気のサンシャインコーストなどです。これらのビーチは喧騒と離れて、ゆっくりと海風を楽しみことができます。

家族連れでオーストリアの海を楽しみたいという方には、ロットネスト島がオススメです。パースから約1時間、インド洋に浮かぶ小島には綺麗なビーチが広がっていると同時に、ここにしかいないクオッカにも会えます。

オーストラリア のビーチはどこに行っても白い砂浜で、海の青とのコントラストが素晴らしいです。

写真はロットネスト島のビーチです。Tourism Australia の許可を得て、掲載しています。
 

オーストラリアでの食事価格帯

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オーストラリア物価は一般的に日本よりも高いです。特にそれを感じるのは食事ではないでしょうか?これまでもいくつかの食事の記事を書いてきました。オーストラリアのディナーに関する価格のイメージは、ちょっとした街のレストランに行くと5千円はかかると思ってもらえば良いかと思います。日本でいうファミレスはありませんので、日本で2千円くらいで済ませることが可能なディナーが5千円程度くらいかかる感じかと思います。しかし、1万円出せるのでしたら、銀座や青山クラスにあるレストランのレベルの食事が楽しめます。すなわち、1万円出すと、かなり美味しくて雰囲気の良いお店に行くことが可能です。もちろん、これを超える2〜3万円クラスのレストランもありますが。。。

私のイメージとしては、5千円クラスのレストランは圧倒的に日本の方が充実していますが、1万円クラスだとオーストラリアの方が優っているように感じます。海外旅行に行って、毎晩、1万円クラスのレストランに行けるのでしたら、問題はないのですが、多くの人にとってそれはちょっと考えにくい予算配分だと思います。2千円クラスのレストランで原則満足して、旅行の間で1度だけ、1万円クラスのレストランに行ければ、といういうのが多くの人の思われるところではないでしょうか?

問題は、2千円クラスのレストランがほとんどないことだと思います。2千円はオーストラリアドルでいえば、24ドル程度ということになります。イタリアンレストランに行っても、パスタだけでこの価格設定を超えることが多いと思います。イタリアレストランでディナーでパスタだけというのは割と気が引けますよね。中華料理やインド料理でも、ほぼ1品で予算を超えることになります。

予算2千円ですと、ファーストフードに行くことになりますが、日本でも行くハンバーガーチェーンにはあまり行きたくはないですよね。日本でも、六本木や新宿ではシシカバブのファーストフード店がありますが、オーストラリアではどの街でも見ることができます。ここなら、予算内で十分に食事を楽しむことができます。

シシカバブにはあまり珍しくないと思われる方にお勧めは、「ギリシャ料理」や「レバノン料理」です。日本ではこれらの料理はあまり目にすることはありませんが、「ギリシャ料理」はオーストラリアの大きな街には専門店があって、とても美味しいです。特に、メルボルンはギリシャ人街があるほどです。

写真は、代表的ギリシャ料理の一つ、スブラキです。ピタでシシカバブのような肉を挟み込んだもので、かなりボリュームがあります。

 

メルボルンの楽しみ

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メルボルンはオーストラリアの中でもヨーロッパの影響を強く感じる街です。シドニーがアメリカ的な要素を持っている街であるのと対称的と言って良いでしょう。その中でも、写真の王立展示館(Royal Exhibition Building)は世界遺産に選ばれるだけであって、堂々とした雰囲気をもつ建物です。この建物は1880年に万国博覧会のために建てられたものですが、その後、オーストラリアの国会議事堂としても使用されました。

メルボルンは、19世紀の後半にゴールドラッシュで急速に栄え、イギリス帝国内でもロンドンにつぐ、第2の都市となりました。現在でもメルボルンにはビクトリア女王時代の建物がたくさん残っており、それがメルボルン にヨーロッパ的な香りを与えていると言って良いでしょう。古い街並みを歩きながら、疲れたらトラムに乗って、さらにカフェでコーヒを味あう、それがメルボルン の楽しみです。

伝統的な街の顔を持ちながら、安全で清潔な街、それがメルボルン の魅力と言えるでしょう。

ヤラバレーのシャンドン

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メルボルンの郊外、ヤラバレーを代表するワイナリー、ドメーヌ・シャンドンです。ご存知の通り、フランスのシャンペンメーカー、モエ・エ・シャンドンの海外展開拠点の一つです。チリ、カルフォルニア、に続いて、1986年に当地に開業しました。涼しい気候(cool climte)と芳醇な土壌がワイン作りに最適と判断されたため、とホームページでは説明されています。

実際に訪れてみると、よくある商業主義的な煌びやかなワイナリーという感じではなく、どちらかと言えば伝統的で落ち着いたたたずまいです。やはり、オーストラリアでも"CHANDON"の文字は、格式高さを感じさせます。ただ、想像するよりも、内部は広いものではありません。それでも、ちょっとしたところにフランスを想起させるエスプリの効いた展示がされていました。

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welcome の上には、シャンパンの蓋がのっていました。

メルボルンの夏模様

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メルボルンの郊外、電車で30分程度行くと、ブライトンビーチ に着きます。ここは、ビーチ ボックスと呼ばれる色とりどりの海岸の小さな小屋が有名です。日本では海辺には「海の家」があるように、メルボルン では個々人が小さな小屋を持っており、ここで夏の間、家族や友人達で集まってゆっくりと過ごします。

訪れた日は、平日でしたのでビーチボックスを使っているグループは数える程度でしたが、とても楽しそうにお酒を飲んでいました。ハイキングあるいは日本のお花見にちょっと似ている感じでした。50〜60個集まったビーチボックスは色どりが多様で、彼らの色彩感覚を表しているようで面白かったです。

この地名、ブライトン(Brighton)はイギリスにもあります。ロンドンから電車で1時間有名なビーチリゾートです。多分、そこを懐かしいんでつけられた名前なのでしょうね。この名前を最初に知ったのは、「小さな恋のメロディー」という映画でした。主人公のマーク・レスターとトレシー・ハイドが海岸でデートする場所に設定してありました。

このカラフルな小屋は、オーストラリア 人が夏を楽しむ方法を表しています。

 

オーストラリア で温泉

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メルボルンの郊外、モーニントン半島にはペニシュラ・ホットスプリングズという温泉があります。お隣の国、ニュージランドは環太平洋火山帯に属しているせいか、ロトルアなどの有名な温泉がありますが、オーストラリア では温泉があるとはほとんど、聞いたことがありませでした。

この温泉は日本の草津温泉にヒントを得て、作られたとのことでした。日本お温泉のマークもロゴとして使われていますし、施設の入り口などは日本のどこかの温泉に来たような感じを受けます。ただし、施設内に入ると水着着用となり、やはり温水プール的な感じになります。水着着用でもハンガリーのブタペストの温泉のように、とても広い温水プールだと感動するのですが、ここは浴槽の大きさは2〜3人ようからせいぜい10人程度のものが20個近くあり、なんとも中途半端な感じを受けることは否めません。

また、ペニシュラ(Peninsula:半島)と称しているんので、海沿いにあり、海を見ながら温泉に入れるのだと思い込んで行ったのですが、これも予想と反して、半島の山間にありますので、海は見えません。

お湯は無色透明で匂いもきつくなく、とてもよかったです。沸かしているのかと聞いてみたのですが、"Natural"とのことでした。森林の中でお湯に浸かるのも面白い経験ですし、日本文化がオーストラリア に影響を与えている様を見るのは興味深いとも言えるでしょう。

海外旅行をより楽しむために

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上の写真はメルボルンの少年達です。メルボルンの街角で下の写真を撮っていたら、彼らが寄ってきて、自分たちの写真を撮ってくれと言うので撮りました。

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彼らは「どこから来たのか?」と尋ねると同時に写真を送ってくれ、と言っていたので、私たちの会社のHPを教えて、ここに載せるからと約束しました。その約束を果たそうと思います。

簡単な英語を喋ると、海外旅行の楽しみは倍加します。現地の人とコミュケーションしたり、現地の人しかいないレストランを訪ねたりと活動範囲が格段に広がります。

文法はどうでもいいので、その時に思いつく単語を並べるだけでも十分に意思疎通はできます。私自身、初めて海外で暮らしたのは50歳を過ぎてからでした。片言の英語で現地のスーパーでレジのおばちゃんに文句を言ったりしているうちに、とりあえず通じる英語をマスターしました。日本人の英語の発音は世界レベルでいうとまともの方だと思います。ものすごい訛りで喋っている人はたくさんいます。勇気を持って発言すると、日本人の英語だとだいたい、通じます。ただし、相手の言うことはわかりませんので、その時には自分には理解できないとはっきりといえば、簡単な単語で言い直してくれます。

海外に行っても、日本人だけで行動して、日本料理屋に行くような海外旅行をそろそろ、やめませんか?そのためには、まずは簡単な英語(中学校で習ったレベル)を勇気を持って喋りましょう。

メルボルン 郊外のワイナリー

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メルボルン近郊のワイナリー地域というと、ドメイン・シャンドンのあるヤラバレー が有名です。あまり日本では知られていませんが、モーニントン半島にもクールなワイナリーが点在しています。

その中でも、最もスタイリシュなワイナリーと言えるのが、上ポート・フィリップ・エステートです。オーストラリア で数多くの有名ワイナリーを訪れてきました。それらのワイナリーはどちらかといえば、伝統的な外観、古い木造の建物が多かったように思います。もちろん、例外はあります。ペンフォールズのレストランなどは葡萄畑の中とは思えないほど、素敵な景観を作り出していました。

ポート・フィリップ・エステートを訪れると、上の写真の建物が迎えてくれます。まるで、美術館に来たような雰囲気です。打ちっぱなしの白い壁が、オーストラリア の青い空ととてもマッチしています。

重たいドアを開けると、下のように視界が開けます。

 

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玄関ロビーから直接ベランダに出れるような作りになっており、オーストラリア の大きな青空が目に飛び込んで来ます。すぐわきには、レストランがあります。

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もちろん、セルラー・ドアもあります。

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とても上品なワイナリーでした。

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