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メルボルン

初秋のメルボルン へ

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お客様と一緒に2月末からメルボルン へ出かけて来ました。メルボルンは昼間でも20度程度(1日だけ30度でしたが)で、日本の9月半ばのような気候でした。夕闇が迫ると15度くらいまで気温が低下して、半袖では肌寒くなる感じの日々でした。

メルボルンはサウスバンク地区周辺にたくさんの新しいビルができて、経済の発展している感じを受けました。この感じは、3〜4年前のシンガポールでも感じたものでしたが、発展そのものに焦りがない印象がします。それは、シンガポールのそれがとにかく新しいものを追い求める感じが強かったのに対して、メルボルンのそれは古いものと新しいものの調和を目指していると思えるからです。

そのことは、この街の中心地にあり、街を代表にする建物である、上の写真の「フリンダース・ストリート駅」がよく物語っています。お客様が「どこかの田舎の駅みたいね」と仰っていました。街の中心にこんな古い建物を残すなんて、街の伝統に対する自負とヨーロッパに対する憧れを感じませます。

旅の記録は、まとめてアップします。

 

優雅なオーストラリア のアーケード

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オーストラリア で暮らし始めて、最初に驚いたのは街の中心部に欧州の香りがするアーケードがあることでした。そこでは格式張ったお店、貴金属店や食器屋、それにブティックや紅茶屋さんなどが軒を並べると同時に、上品なカフェがあります。そこで、白髪の老人達がゆっくりとハイティーを楽しみながら、時間を過ごす。そんな場所です。大体、2階建か3階建で古い建物です。

写真はシドニーの有名なクィーンビクトリアビルディング(QVB)です。このビルが、私が感動したアーケードの代表的建物です。ご存知の通り、このビルはタウンホールの駅と地下で直結しています。私のイメージでは、ここがシドニーの中心点です。ここに行くと、「シドニー にいるんだ」と体感することができます。

このアーケードも1階は有名ブランドのブティックが並んでいますが、2階3階にはカフェがあったり、ケーキ屋さんが綺麗なショーウィンドウを展示したりしています。通路にカフェの椅子が並べられ、現地の人たちが談笑しています。1階でお買い物をするのも楽しいですが、2階や3階で周りの様子をみながら、お茶を飲むのはもっと楽しいですよ。

 

オーストラリアでのホテル選びのポイント

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オーストラリアを低予算で旅していると、バスタブがない、シャワーしかないという部屋に当たることが多いです。これは、オーストラリアに限ったことではありません。西洋社会ではシャワーだけの部屋というのは珍しくありません。ある程度の予算を出さないと、バスタブはつかないというのが常識です。ちょっとした噴水装置がついたバスタブなどでも、大げさに「ジャグジー付き」と宣伝するのが西洋社会の流儀のようです。つまり、バスタブのお風呂というのは、西洋では贅沢なこととして捉えられています。これは、日本人の感覚と全く違う点の一つかもしれません。

ネットを使って低予算のホテルなどを探していると、バスタブ付きかどうかはあまり念頭にないものです。あるいは、サイトによってはそれらの細かい情報は示されてなく、単に値段の安さだけを見せびらかすような作りになっています。格安サイトと呼ばれるものは、価格表示だけが前面に出る作りになっていることの方が多いように思えます。旅行前にこのようなサイトで宿探しをすると、値段だけにしか目がいかないことになり、その結果、バスタブの有無などは全く眼中にないことになりがちです。

海外旅行に行って、長い時間飛行機に乗った後、ゆっくりと足を伸ばしてお風呂に浸かりたくありませんか?海外暮らしに慣れている方は別として、多くの日本の方はシャワーでは満足できないと思われます。飛行機の疲れが取れないまま、翌日から観光に出かけても今ひとつということになりがちです。若い頃はそれでも良いのでしょうが、ある程度年齢を重ねると、ゆったりと旅はしたいものです。

本当にゆっくりと海外旅行を楽しもうとされるなら、ぜひご相談ください。ご満足いただける旅をリーズナブルに提供します。

ちなみに上の写真は、「オーストラリア:ブルーマウンテンズ、素晴らしい宿」で紹介したのと同じ部屋のバスルームです。5つ星ホテルのバスルームに負けません。このような部屋に1人1万円程度で泊まれるのですから驚きです。このような素晴らしい宿は決してホテルの紹介サイトには出てきません。宿それ自体が集客力を持っているのでそのようなサイトには登録する必要がないのでしょう。

オーストラリア 旅行の標準的ケース

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オーストラリア を旅行しようと思われる場合、多くの方は4泊5日で旅程を組まれることが多いのではないでしょうか?

オーストラリア への飛行機は、日本を深夜に出て機内泊の後、早朝にオーストラリア に着きます。また、帰りの便はオーストラリア を深夜に出て、日本に早朝につきます。4泊5日と言っても、実質オーストラリア で過ごせる時間は2泊3日ということになります。

2泊3日でオーストラリア全体を理解しようとするのは無理があります。どこかの都市をちょっと見るだけということになります。飛行機の便から考えると、シドニーかメルボルンが実際の選択肢として挙げられます。シドニーはオペラハウスやハーバーブリッジに代表される港の景色が美しい都市であるのに対して、メルボルンは街の中に美しい公園が点在する欧州の香りがする街です。シドニーは、どこか横浜やお台場の景観に似ていて、異国感と同時に日本の都市との共通性を感じることができます。それに対して街中をトラムが走り回るメルボルンでは、オーストラリアで伝統を感じることができます。

何らかの目的、たとえばアデレードでワイナリー周りをしたいとか、あるいはタスマニアでハイキングを楽しみたいという場合には、シドニーないしはメルボルンから乗り継いで行くことになりますが、2泊3日の中の1日近くは移動で取られることになります。目的地についても、ゆっくりと街を見て回る時間はあまりないと思われます。

オーストラリアの魅力は新しい息吹を感じる街と大きな自然のコントラストだと思います。タスマニアやアデレードはその両方を感じることができますが、シドニーやメルボルンに行き、市内のホテルに滞在してるだけだと、街の雰囲気だけを感じて帰国することになります。できれば、オーストラリアの自然の大きさも短い期間の間に感じて欲しいと思います。そのためには、1泊はシドニーやメルボルンの郊外の素晴らしいB&Bに宿泊することをお勧めします。

そのような旅程を可能するパッケージ・ツアーはなかなかありませんし、まして個人で設定することも不可能に近いです。ぜひ、ご相談ください。

 

 

メルボルン:乾燥した夏の陽〜王立展示館

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アメリカ人の友人が、アメリカはヨーロッパ(特にイギリス)からできるだけ、離れようとしているのに、オーストラリアはできる限り、ヨーロッパの影響下にあろうとする、という感想を言っていました。確かに、オーストラリアは現在でも英連邦(Commonwealth)の構成国の一つです。この英連邦、日本ではあまり有名ではありませんが、オーストラリアで暮らしてみると、強く意識することになります。何と言っても、現在でも紙幣にはエリザベス2世女王が印刷されており、この国の首長が彼女であり、イギリスの影響下にあることがわかります。

オーストラリアにおけるヨーロッパ的影響を表す代表的な建物が、メルボンにある王立展示館(Royala Exbition Building) です。写真の通り、ヨーロッパの宮殿のような建物がメルボルンにあります。この建物は、1880年のメルボルンで開かれた万博のために作られた建物です。当時、メルボルンはゴールドラッシュに沸き、大英帝国においてロンドに次ぐ第二の都市として発展していました。その栄華さが誇るよなうな建物です。

この建物はメルボルンの中心地にあるカールトン庭園の中にあります。この庭園こそが、まさにイギリス的です。イギリスにはガーデン二ングの伝統がありますが、その伝統を感じさせる庭園です。

夏の日、この庭園を訪れました。乾燥した夏で、日陰にいると風が冷たいほどです。木漏れ陽の中、庭園を歩いて行くとこの白亜の建物が目の前に現れます。オーストラリアの青空と建物の白のコントラストが、心に刻み込まれるようでした。

冬の日本から真夏のオーストラリアへ

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日本は次第に冬に向かっていますね。北半球の日本が冬に向かっているこの時期、南半球のオーストラリアは、夏に向かっています。

夏といっても、オーストラリアのそれは湿気がなくて、とても過ごしやすい季節です。クリスマスから大晦日にかけて、メルボルン〜アデレード〜シドニーと旅をしたことがあります。メルボルンからアデレードまで、約1000キロを車で二日かけてドライブし、そこからシドニーへと飛行機で移動し、大晦日の花火を見ました。

全般的には25度前後ととても過ごしやすい気候でしたが、クリスマスのメルボルンでは17度、翌々日のアデレードでは42度と大陸らしい気温の変化を経験しました。それでも、とても楽しい旅でした。湿気がないせいか、大きな空が青くて、ドライブがとても気持ちよかったです。

写真は、有名なグレートオーシャンロードです。海辺の気持ち良い道でした。ただ、難点はハエが多いことでしたが。

オーストラリア・夏のクリスマス

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写真はメルボルンをクリスマスに訪れた時、ホテルのロビーで撮ったものです。

一見すると、何ら違和感を感じませんが、よく考えるととてもおかしな写真です。

クリスマスは12月25日ですが、実はこの時期はメルボルンでは真夏です。真夏にもかかわらず、暖炉が必要なほど、寒い日でした。12度くらいだったと思います。この日は夕方から、有名なフィリップ島のペンギンツアーに出かけたのですが、あまりにも寒くて新聞紙を身体に巻きつけて震えていた記憶があります。

翌日からグレートオーシャンロードを通って、(途中1泊して)アデレートまでドライブをしたのですが、到着したアデレードの気温は40度を超える猛暑でした。

お客様の中にはオーストラリアに亜熱帯のイメージが強く、年中、泳げると思っている方がいらっしゃいますが、実際は四季があり、冬などは結構寒くなります。また、大陸のせいで昼夜の温度差が大きく、ひどい時には昼間20度、夜零度となることもあります。

オーストラリアは大きな大陸です。行かれる場所で気候が全く異なります。オーストラリアに行こうとお考えの場合には、まずは、この季節を考えることはとても重要なことです。「ウルルのベストシーズン」でも触れましたが、お正月休みでウルルに行こうとお考えになるのは、間違いです。ウルルは砂漠の真ん中でこちらの冬は、ウルルは灼熱の地になっています。

時期と場所の組み合わせが、オーストラリア旅行にとってはとても重要です。

オーストラリアでのドライブ

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オーストラリアの大自然を楽しむためには、ぜひ、現地でドライブすることをお勧めします。あるいは自分のリズムで、ゆっくりとオーストラリアを楽しむにはセルフドライブをするしかありません。

オーストラリアの道は、シドニーやメルボルンのような大都市圏を除くと、ほとんど渋滞することはなく、どこに行ってもまっすぐ道が伸びており、運転していてもとても楽しいです。また、スピード違反の取り締まりが厳しいせいか、ドライバーのマナーも比較的、良いので、運転していてイライラすることも皆無です。

バロッサバレーの葡萄畠の緑を見ながら走った道や、タスマニアのワイングラスベイを目指して走った道も、朝日のウルルを見るために走った赤茶けた道も忘れ難いのですが、やはりオーストラリアの最も印象深いドライブは、グレートオーシャンロードです。グレートオーシャンロードは、メルボルンからアデレードへドライブした時に訪れました。どこにもありそうな海岸の町をいくつか抜けると、ここにしかない風景が広がります。

大きな海と大きな空に囲まれて走るドライブは、爽快という言葉につきます。

大人の海外旅行:オーストラリアをお勧めする理由(1)

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先日(10月31日)、BS朝日の『両親に贈りたい旅』ではオーストラリアのケアンズが取り上げられました。ケアンズを中心にキュランダ鉄道やグレートバリアリーフのヘリコプター遊覧などが紹介されていました。ケアンズは、日本から7時間半で行くことができ、日本人対応の観光施設も充実していますので、ゆっくりと海外旅行を楽しみたい方には最適なデスティネーション(目的地)の一つでしょう。

若い頃のように、物見遊山で有名な観光地を回りたいというのではく、リラックスして海外の生活そのものをチョット味わってみたいと考える大人の方には、オーストラリアそのものが最適な場所です。それは、次のような理由からです。

1.豊かな自然と洗練された都市

  オーストラリアというと、誰もがエアーズロック(ウルル)、グレートバリアリーフのような雄大な自然を思い出すでしょう。さらには、深い緑に包まれたブルーマウンテンズや世界一のドライブウェイと言われるグレートオーシャンロード、など自然の景勝地には事欠きません。それらはとても有名ですが、オーストラリアの魅力はそれだけではありません。とても美しい港をもつシドニー、カフェ文化が定着したメルボルン、公園都市アデレード、インド洋に面したパース、そしてゴールドコースト、サンシャインコーストに隣接するブリスベンと、多様な都市がオーストラリアの魅力になっています。どの都市も洗練されており、衛生的で綺麗ですが、特にシドニーとメルボルンはいろんな面で対照的で興味深いです。シドニーがどこかアメリカの都市に似ているの対して、メルボルンはヨーロッパの香りがします。これらの都市の周りには、世界自然遺産がありますので、自然と都市の両方を楽しむことができます。一つの旅行で両方を楽しみたいと思われる方には、オーストラリアはぜひ、オススメです。ハワイの自然は素晴らしいです。ニューヨークもパリもロンドンも楽しいですが、近郊に世界自然遺産はありません。のんびりと、自然と都市を楽しみたいとお考えでしたら、オーストラリアがベストなデスティネーションです。

写真はグレートオーシャンロードです。

メルボルンでお正月(5日間):22万円〜

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先日、発表したオーストラリア個人旅行「お正月休みはメルボルンの花火で」が好評で、お客様からお値段のお問い合わせをいただきました。日付にもよりますが、22万円から手配をお受けすることができます(このお値段は、格安会社のツアーと比べても安いものです)。具体的には、カンタス航空の成田からの直行便往復(エコノミー)、4つ星クラスのホテル(3泊)1泊は飛行機内の4泊5日です。

詳細はお電話(042-338-7125)ください。お待ちします。もちろん、メールでのお問い合わせでも結構です。

写真はメルボルンの王立博物館です。詳しくはこちらをご覧下さい。

 

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