アデレード
ワイナリーに宿泊する
オーストラリアのワイナリーの中には宿泊施設を併設しているものが少なくありません。これらの宿泊施設はとても居心地の良いものとなっています。宿泊施設にはキッチン及び料理用具が完備されていますので、スーパーから食料を買い込んでバーベキューを楽しむこともできます。中にはレストランがあったり、ゲータリングのサービスを行う宿泊施設もあります。これらを利用すると、さらにゆっくりとした時間を楽しむことができます。
写真は、アデレード郊外のマクレーン・ヴェールにあるチャペル・ヒルというワイナリーの宿泊施設です。このワイナリーは、少し窪んだ盆地にぶどう畠が広がり、片方の斜面にはセルラードアー(ワインの試飲・販売所)があり、その対面の斜面に宿泊施設が建てられています。施設は2階建で、2階に斜面の上から入るエントランスと食堂・リビンクルーム及びキッチンが配置され、1階に写真のような個室が配置されています。2階のリビングからは海の景色を見渡すことができます。1階の個室の目の前にはワイン畠が広がり、それぞれの部屋の扉を開けてワイナリーに出て行くことができます。
緑の中で目覚める朝は、とても気持ちよいものでした。
島全体が自然の動物園:カンガルー島
オーストラリアは、ほぼ全土で野生のカンガルーやワラビーを見ることができます。カンガルー自体はそれほど、珍しくはないのですが、コアラやアシカ、オットセイ、ペンギンなどの群生を見ることが出来るのは、ここ、カンガルー島だけです。カンガルー島の魅力は、多様な動物に出会えることと言えるでしょう。
カンガルー島の魅力は、野生動物だけではありません。リマーカブル・ロックスやアドミラルズ・アーチ、そしてリトルサハラと呼ばれる砂漠など、日本では見ることの少ない景色が広がります。この島は、ほぼ東京都と同じ面積ですので、日本人の想像する「島」ではありません。カンガルー島を訪れるにしても、現地でツアーに参加するか、レンタカーを借りなければ廻れません。
カンガルー島はアデレードからはバスとフェリーを乗り継いで片道4時間かかります。飛行機もアデレードから飛んではいます(45分)が、できればアデレードからレンタカーを借りてゆっくりドライブすることをお勧めします。途中のフルリオ半島はとても良いところだと、オーストラリアの友人たちが言っていました。こういう場所を尋ね歩くと、きっと忘れられない旅になるでしょう。
写真は、South Australian Tourism Commission:の許可を得て使用しています。
大人の海外旅行:オーストラリアをお勧めする理由(5)
海外旅行へ行く楽しみの一つは、美味しい食事に出会うことだと思います。その意味では、フランスやイタリアがデスティネーション(目的地)として選ばれるのは、よく分かります。私個人の経験では、イタリアはどこで何を食べても美味しかった記憶があります。ある程度年齢を重ねると、まずい食事を出される旅行には耐えられなくなります。オーストラリアは、英語圏の中では美味しい食事を楽しめるところだと思います。
オーストラリアというと、どうしてもオージービーフを想起します。確かに、お肉は安くて美味しいです。上の写真のステーキはキャンベラのお友達に連れて行ってもらったお店で撮ったものですが、この赤身の分厚い肉が本当に美味しいです。日本ではこのようなステーキにはあまり出会うことはありません。時々、この赤身の厚い牛肉を食べにオーストラリアに行きたくなります。写真で見るとしつこそうに見えますが、赤身の肉は思ったよりもあっさりしてて、300グラム位は簡単に食べれます。この厚さによって、表面はカリカリで中はジューシーな味わいを楽しむことができます。このようなステーキは、カジュアルなお店なら大体30オーストラリアドル以下で食べることができます。
前々回お話ししたB&Bやアパートメントなどのキッチン付きの宿泊施設に滞在された場合は、ぜひ、スーパーに出向いて肉を買って調理されることをお勧めします。
ちょっとしたB&Bやコテージには、必ずバーベキューの設備が備わっていますので、ステーキ肉を買ってきて焼くのも楽しい、オーストラリアらしい経験です。惣菜としてサラダなどはどこのスーパーでも売ってますので、それと缶詰のスープとパンがあれば立派なディナーになります、左のTボーンステーキは、4枚で19オーストラリアドル、右のチキンの丸焼きは8オーストラリアドルです。このチキンの丸焼きもオーストラリアのスーパーではよく見られます。これは、このまま切って食べられるので、とても便利です。このような食事でお手軽に合理的に済ましたら、翌日はちゃんとしたレストランに行ってみましょう。
上の2枚の写真は、アデレード郊外にある有名なペンフォールズ・レストラン(このHPはぜひ、見てください。ととても綺麗です)でのものです。ペンフォールズはオーストラリアを代表するワインメーカーで、その直営のレストランがアデレードヒルにあります。そこで供された鴨の焼いたものと鴨のスープです。とても優しい、繊細なお味でした。レストランの目の前にはワイン畠が広がり、夕暮れをここで過ごすと忘れられない食事になります。このようなレストランを訪れると、「美食大陸」という意味がよくわかります。
もちろん、オーストラリアの素晴らしい食事はゴージャスなレストランにだけあるわけではありません。日本ではあまり知られていませんが、シドニーのイタリア人街やメルボルンのギリシャ料理など、日本ではあまり食べられないものがたくさんあります。そのようなところは日本のツアーにはほとんど含まれていません。私たちはそのような場所にみなさんをお連れしたいと考えています。
そして、オーストラリアに行ったなら、充実した朝食を楽しむべきだと思います。オーストラリアの人達は早朝から活動する方が多いせいか、朝食をサービスするお店が多いように思います。ホテルのありきたりの朝食ではなく、ぜひ、街に朝食を食べに出かけましょう。シドニーに行くと、私たちは必ず1回は中華粥(Chinese congee)を食べに行きます。シドニーは街の真ん中に中華街がありますで、美味しい中華粥を食べれます。また、オーストラリアのフレンチトーストもオーストリアで食べられる美味しいものの一つです。
大人の海外旅行:オーストラリアをお勧めする理由(4)
オーストラリアは大陸の国です。そして、その中央部はアウトバックと呼ばれる乾燥地帯が広がっています。湿潤な日本の気候とは正反対の風土がそこにはあります。オーストラリアの最大の魅力は、その大地の上に広がる青く大きな空だと思います。空気が乾燥しているせいか、その青さが日本のものとは違います。そして、都会を離れると視界を遮るものは何もありません。高いビルも、山々もそこにはありません。頭の上には、どこまでも広がる青空だけです。この景色を見ていると、その青空のように心が澄み渡る気がします。若い頃には、空そのものを美しいと思うことはそれほどなかったのですが、ある程度年齢を重ねてくると、空の表情や色合いに心惹かれることが多くなってきた気がします。上の写真は、アデレードから1時間半、バロッサバレーの小麦畑の上に広がる青空です。この空を見た時に、心が晴々としたことをよく覚えています。
このような青空を見ることは日本ではほとんどありません。日常的に見ている空がこれほど違うと、「異国に来た」ということを強く実感できます。また、日本で空を見上げた時にもいつか見た「オーストラリアの青空」を思い出せます。特別なものでないけど、そこにしかないもの、それを味合うのが海外旅行の楽しみだと思います。「オーストラリアの青空」はまさにそのようなものなのです。このような空をゆっくりと味わうのは、団体旅行やツアー旅行では無理です。自分達のリズムで動ける少数旅行をお勧めします。ご夫婦や気のおけないお友達グループでオーストラリアを旅すると、心に残る風景にたくさん出会えることでしょう。
下の写真は、シドニーからキャンベラへ旅して、キャンベラ郊外の幹線道路での夕景です。この空の色も私にとっては忘れられないものになっています。
大人の海外旅行:オーストラリアをお勧めする理由(3)
オーストラリアを「大人の海外旅行」のデスティネーション(目的地)としてお勧めする理由の一つは、宿泊施設の素晴らしさです。宿泊施設(アコモデーション:accommodation)というと、多くの方はホテルのことと思われるでしょうが、オーストラリアでは多様な宿泊施設が用意されています。
オーストラリア観光局のホームページを見ると、宿泊施設は①ホテル、②バックパッカー、ホステル、③アパート、④ベッドアンドブレックファースト(B&B)、⑤キャラバン、キャンピングアンドホリデーパーク、⑥リゾート、⑦ファームスティ、⑧別荘、⑨コテージ、⑩モーテル、⑪リトリートアンドロッジ、の分類されています。これらの分類は厳密なものというわけではなく、カテゴリー間の重複もありますが、簡単に説明すると次の通りです。①、②はご存知の通りです。オーストラリアの主要な都市には世界的なホテルチェーンが入っており、どの都市でも5つ星クラスのホテルに泊まることができます。(上の写真はシドニーのパークハイアットです)
③アパートとは、都市にあるキッチンがついた宿泊施設です。2ベッドルームなどもあり、4〜5人で旅行する時には便利な施設です。⑤キャラバン、キャンピングアンドホリデーパークは、キャンピングカーを使ってオーストラリアを旅行する際に利用する、水道施設などが完備された駐車場です。⑦ファームスティは牧場などに宿泊することを指します。⑧別荘は、ビーチハウスやサマーハウスとも言われ、海辺やリゾートの一戸建てを貸し切ることです。⑩モーテルは道路沿いにある宿泊施設ですが、欧米のそれはきちんとしたところも多いです。
これ以外の④ベッドアンドブレックファースト(B&B)、⑥リゾート、、⑨コテージ、⑪リトリートアンドロッジ、はかなり重複するように思います。日本でB&Bというと、民宿と訳されこともあってあまり高級感はありませんが、オーストラリアのB&Bはコテージやロッジと呼ばれるものと同じレベルのものも含まれています、これらのカテゴリーは、都会というよりもリゾートやワイナリー地域のあり、現地のオーストラリア人はこれらの施設でゆっくりするとした時間を過ごします。
オーストラリアには世界的にも有名なロンギチュード131やカペラ、クオリア などの高級ロッジがあります、これらのロッジはオールインクルージング(全部込み)で食事やアクティビティなども含んだ価格設定になりますので、そこそこのお値段がします。そこまでのお値段を出さなくても、とても良いロッジやコテージがあります。また、ある程度のワイナリーには宿泊施設を併設しているとこがあり、それはとても充実した設備を有しています。これらの施設を利用すると、現地のオーストラリア人がワイナリーに行ってバケーションを楽しむ理由がよく分かります。
これの宿泊施設、B&Bやコテージと呼ばれるものは日本ではほとんど知られておらず、またホテルの予約サイトには出てきません。私たちはオーストラリアに住んでいる頃、これらの施設に泊まってとても感動した経験をぜひ、皆さんにお伝えしたいと考えています。この宿泊施設の充実している点が、大人の海外旅行のデスティネーションとしてオーストラリアがふさわしいと考える大きな理由です。
下の写真は、チャペルヒルというアデレード郊外のワイナリーの宿泊施設です。
大人の海外旅行:オーストラリアをお勧めする理由(2)
最初にオーストラリアを訪れた時、「想像以上に芸術的な国」ということに驚きました。オーストラリアは英国の影響が強いので、ブリスベンやパース、メルボルンなどは街が海から少し離れた川沿いに作られており、ちょっとロンドンと似ています。川には両岸を結ぶ橋が掛けられ、川べりには公園があり散歩コースが設けられています。街のいたるところにオブジェが置かれており、ストアのショーウィンドウはオシャレに彩られています。ケーキ屋さんのケーキもポップな色彩です。日本に入っていない欧米のブランドも入っており、この国はやはり「西洋社会」なのだということを実感します。街を散歩するのが楽しいのです。上の写真は、アデレードのランドル・モールにあったオブジェです。ゴミ箱をのぞく豚というのは、なかなかの発想ですよね。メルボルンの街中にはオブジェとして、大きな財布(形としてはがま口)が置かれていました。
一歩、郊外に出ると住宅地の個人の家々の庭がとても充実しており、有名な植物公園に行かなくてもそれらの庭を歩きながらのぞいて見て回るだけでも楽しいのです。これも英国の影響なのか、とてもガーデニングにオーストラリアの人達は熱心です。もちろん、大きな都市には必ず植物園があり、その時々の花々が咲き誇っています。
オーストラリアでその美しさに驚いたのは、バラとジャカランダです。ジャカランダは日本ではそれほど、見ることはできませんが、春先にはオーストラリアの各地で見ることができます(私たちのFace Book でもジャカランダの写真を載せていますので、ご覧ください)。バラはこれも英国の影響でしょうが、春と秋にオーストラリアの各地で見ることができます。オーストラリアではやはり真紅のバラを多く見たように思います。今でも真紅のバラを見るとオーストラリアを思い出します。タスマニアは春のチューリップと夏のラベンダー、また夏でも見られるバラなど、花々が豊富な島であり、そして秋の紅葉が見事な場所です。これ以外にも、西オーストラリア州のワイルドフラワーなど、お花を見にオーストラリアに行くのも楽しいです。花々の本当の美しさがわかるのも大人になってからだと思うので、お花を見にオーストラリアに行くのも『大人の海外旅行』だと思います。
下の写真はアデレード郊外のマクラーレン・ベールといワイン地域のインフォメーションセンターで撮ったものです。
冬休みにオススメのカンガルー島
カンガルー島はアデレードの南にある、オーストラリアで3番目に大きな島です。その大きさは東京都のほぼ2倍です。この島は野生動物が間近に見られることで有名で、「柵に囲まれていない動物園」と言われるほどです。カンガルーをはじめ、コアラ、アシカ、アザラシ、カモノハシ、ハリネズミなどの珍しい動物を見ることができます。また、リマーカブル・ロックなどの奇岩や、リトル・サハラと呼ばれる砂漠など日本にはない景色を楽しむことができます。
また、このカンガルー島を冬休みの旅先としてオススメする理由の一つは、世界的にも有名なサザン・オーシャン・ロッジをはじめとして素晴らしい宿泊施設が揃っていて、予算に応じた旅行が楽しめるからです。また、12月から1月は当地は夏に当たるのですが、最高気温も25度前後で過ごしやすく、雨も少ない時期なので旅先としては最適です。
オーストラリア人のゆったりとした小旅行(Escape)を実感してみてください。忘れられない旅になるでしょう。まずは、お気軽にお問い合わせください。
写真は、 South Australian Tourism Commission の許可を得て使用しています。
バロッサバレー・ローズ・ツアー(6 Days)17万円〜
1日目 | 羽田 | 22:00発 | 機内泊 | |||
2日目 | シドニー | 9:30 着 | 12:45 発 | アデレード | 2:25着 | アデレード4つ星ホテル泊 |
3日目 | バッロサバレー・ワイナリーツアー1日目 | バッロサバレー宿泊 | ||||
4日目 | バッロサバレー・ワイナリーツアー2日目 | アデレード4つ星ホテル泊 | ||||
5日目 | アデレード | 12:20 発 | シドニー | 14:40着 | 22:00発 | 機内泊 |
6日目 | 羽田 | 5:00着 |
10月からオーストラリアは春を迎えます。バロッサバレーなどのアデレード周辺は花々が咲き誇ります。街のどこに行ってもバラの花が目に入ってきます。一般の民家でも、バラを中心に庭が整備されています(上の写真もその一つです)。
先日、このバラの季節についてブログにあげたところ、早速お問い合わせがありましたので、旅程を考えてみました。この旅程では、バロッサバレーのリンドックヒルには3万本のバラ庭園を有するワイナリー併設のホテルに宿泊するツアーを組み込んであります。ワインナリーを巡りながら、咲き誇るバラを楽しんでみませんか?
日程によりますが、17万円前後で手配可能です。
この旅程はあくまでモデルケースですので、お客様のご要望に応じた旅程をお作りします。
ぜひ、お問い合わせ下さい。
バラの季節
10月後半から11月初旬にかけて、アデレードを中心にバッロサバレーやマクラーレンベールなどの周辺のワイナリーを訪ねて旅をしたことがあります。ワイナリー地域の持つ独特の豊かさと静謐さが大好きで、当地を歩き回りました。
訪れる前はあまり予想していなかったのですが、この時期のオーストラリアは春の盛りでどこでも花々が咲き誇っていました。植物園だけでなく、一般の住宅でも綺麗に手入れされた庭がいろんな花々で飾られていました。
とりわけ、どこに行ってもピンクのバラが印象的でした。オーストラリアの抜けるような青空とピンクの組み合わせがお互いを際立たせるように思いました。
この時期にオーストラリアを訪れると、「春の喜び」すなわち生命の持つ躍動感を感じることができます。この時期、オーストラリアをドライブしているだけで、いやなことを忘れて、心がワクワクしますよ。オススメです。
今からでしたら、まだまだ飛行機もホテルも空いています。ぜひ、お問い合わせください。