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タスマニア

タスマニアのうろこ雲

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4月のタスアニア(オーストラリアの南の島)を訪れた時、驚いた景色があります。上の写真です。大体、オーストラリアは紅葉よりも黄葉する木々が多く、あまり赤の色を見ることはなかったのですが、ある葡萄畠では真っ赤に樹々が色づき、そこだけ他とは異なる情景が広がっていました。他の葡萄畠では黄色く、色づいていたので、ここだけがなぜか、真っ赤になっていました。どうしてこのような色になるのか不思議で車を降りて、現地の人に尋ねようと周辺を歩き回ったのですが、誰にも会うことはなく、ただ空には大きなうろこ雲が流れていきました。音もなく、タスマニアの時が過ぎていきました。

4月の当地はすでに秋の盛りで、日中でも13度くらいしかありませんでしたが、湿気も風もないせいか、半袖のシャツでもそれほど寒さを感じることもなくドライブできました。

時々、あの赤い葡萄畠の周りをテクテクと歩き回った時間のことを思い出します。頭の中には、赤い葡萄畠と高い秋の空と、うろこ雲が蘇ります。

静かなホバートの秋

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日本は春を迎えようとしていますが、オーストラリアは秋に向かいます。次第に木々の葉が黄色くなり、ゆっくりと寒さが降りてきます。

秋のタスマニアを旅したことがあります。4月でしたので、当地は秋の只中でした。ホバートは港町であると同時に、タスマニアの州都でもあります。シドニーに続いて古いと言われる街だけあって、街中には古い建物も多く、イギリスの伝統継承を感じました。

そのようなホバートの街を歩いていると、格式を感じさせる建物がありました。色づいた木々と薄いベージュの建物の色がマッチして、絵のように美しかったのでシャッターを切りました。あとから調べてみると、州議会堂ということが分かりました。

ホバートは、どこか上品さを感じさせる街でした。

青くて大きな空:オーストラリアの魅力

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オーストラリアの魅力というと、グレートバリアリーフのコバルトブルーの海、あるいはウルルの赤い大地、またはシドニーの白いオペラハウスなどが代表的なものでしょう。確かにそれらは世界遺産でもあるので、多くの人はそれらを観光するためにオーストラリアを旅することになります。

それらがオーストラリアにしかないもの、オーストラリアの魅力であることは間違いありません。グレートバリアリーフではディズニー映画の「ニモ」でモデルとなったクマノミを探してみたくなりますし、ウルルの赤い1枚岩の上に立つと愛を叫びたくなります。ただ、それらはオーストラリアに行く前から想像していた景色であり、思った以上で感動はしますが、サプライズではありません。

オーストラリアを旅していると、都会でも有名な観光地でも、頭上に大きな青い空が広がっていることに気がつきます。そして、その空に驚かされます。

ヨーロッパの街、ロンドン、パリ、ローマ、それらの街を歩いていると空よりも街のもっている「伝統」や「歴史」の雰囲気に酔いしれます。アメリカ西部の田舎をドライブしていると、映画を通じて知った「自由」が心の中に満ち溢れてきます。オーストラリアでは、それらのイメージや言葉を超えて、圧倒的に青い空が見渡す限りに広がっています。

オーストラリアでも、どこに行ってもその青い空に出会えますが、一番、それを美しいと感じるのはワイナリー地域です。オーストラリアのワイナリー地域は、広大な平野と低い丘陵地帯があって、低い丘から平野部に降りる時に、空の青さと大きさを実感することになります。

上の写真は、タスマニアのワイナリーで撮ったものです。この空に会いたくなります。

静かな時間が流れる、タスマニア・テイマー渓谷

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タスマニア、第二の都市、ローンセストンとその北部の海岸の間はテマー川が流れ、その両岸が迫っていることから、テマー渓谷を形成しています。日本で渓谷というと山間のイメージが強いのですが、ここは平野部の中の渓谷です。その結果、渓谷の中の水はゆっくりと流れ、それを見ているととても穏やかな気分になります。

渓谷の両岸には、幾つものワイナリーが点在しています。現地のインフォメーション・センターで地図をもらい、それらのワイナリーを訪ねて歩くと楽しいドライブになります。モダンで洗練されたワイナリーから、写真のような、ちょっとひなびたワイナリーまで多様なワイナリーを見ることができます。

この古いワイナリーの小屋がとても川の流れとマッチして、深く心に残っています。

 

タスマニアの小さな町:ロス(Ross)

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タスマニアを訪問した4月は、秋の真っ只中でした。紅葉はあまり見られませでしたが、木々の葉は黄色になり、街中が黄金に輝くようでした。また、この時期はちょうど葡萄畠(Vinyard)収穫時期にあたり、島全体に豊かさに満ち溢れていました。

そんな季節の中で訪れた平原の小さな町、ロス(Ross)はとても記憶に残る場所になりました。宮崎駿監督の「魔女の宅急便」のモデルになったと言われるパン屋さんとその対面のカフェしかない通りは、上の写真のように、秋の光で輝いて見えました。

何もないけど、静かで豊かな時間がゆっくりと流れていきます。秋の陽の中で、ポロシャツだけでも寒さは感じません。いつか来たことのあるように思える、不思議なデジャブ感が心を満たしています。鉄道に乗って訪れたヨーロッパの田舎町のようにも、あるいは、ドライブで立ち寄ったアメリカ西部の町のようにも思えますが、これまでの感じたことのない、独特のゆったりとしたレイドバック感がここにはあります。

タスマニアの州都、ホバートから平原を1時間半、車で走り続けると、ポッツンと佇むこの町に出会えます。小さいけど、とても美しい町です。

 

ミドル/シニアにおすすめ:秋(4月)のタスマニア

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タスマニアは良いところだと、オーストラリアの知人や友人がよく言っていました。日本人にとって、タスマニアはタスマニアデビルやタスマニアタイガー(絶滅しましたが)に代表されるように野生が豊富なところしか感じられず、何が魅力かいまひとつピンとしませんが、訪れてみるとタスマニアが特別な場所であることがわかります。

歴史的に見てもシドニーに次いで開拓された場所であり、オーストラリア人にとって原点というべき場所です。その意味で、特別な場所なのでしょう。さらに、この地がオーストラリア本土からも切り離された場所で、日常生活から異次元のイメージがここにはあります。時間がゆっくりと流れることが実感できる不思議な場所です。

若い頃にここを訪れてもごくありふれた田舎としか、思わなかった気がします。しかし、ある程度年齢を重ねてここを訪れると、自らの「来し方」が透けて見えるような気がします。ゆったりと過ぎる時間の中で、「あの時はああだった」、「あの時はなぜ、あんなことを言ったんだろう?」とか、そんなことが心に過ぎります。悔恨とは違い、遠くの場所に置いた自分が見えてくるような感じを受けます。

私が訪れたのは4月の初め、秋が深まる頃でした。どこも実る秋の美しさに満ちていました。その中でゆっくりと静かに時間は過ぎました。ぜひ、ミドルやシニアの方には訪れてほしい場所です。

 

メルボルン+タスマニアのチューリップ

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タスマニア/テーブルケープのチューリップをFacebook にアップしたら、早速お問い合わせがありましたので、旅程を作ってみました。

1日目 メルボルンへ     メルボルン泊
2日目 メルボルン市内観光 王立展示館とカールトン庭園 ハイティー 同上
3日目 メルボルン郊外へ ビクトリア州立バラ園見学 グレートオーシャンロード 同上
4日目 ローセンストンへ ローセンストン市内観光 ティーマー渓谷ワイナリー巡り ローセンストン泊
5日目 テーブルケープへ テーブルケープ チューリップファーム   同上
6日目 帰国へ      
7日目 成田or 羽田到着      

このツアーの特徴は、メルボルン観光とタスマニアのチューリップを楽しめることです。加えて、ビクトリア州立バラ園もご案内します。通常のパッケージツアーではほとんどこの旅程は組まれていません。

以上の日程は仮案であり、お客様のご予定に合わせて変更可能です。添乗員付きでとてもお安く手配できます。ぜひ、お問い合わせください

写真はTourism Tasmania & Tony Crehan の許可を得て使用しています。

タスマニアの冬至祭 Dark Mofo

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タスマニアのホバートでは、6月10日から21日まで冬至を祝うお祭りである、Dark Mofo が開かれます。期間開催中は、MOMAなどの美術館が特別展示をするほか、コンサートが開催されたり、ホバートの中心地であるサラマンカ・プレースには数多くの小屋(shed)が立ち並び、いろんなB級グルメが楽しめます。ビデオはこちらをどうぞ。 日本でいうところの夜祭りですね。

西洋のお祭りは一度参加すると、その開放感に魅了されますよ。

ぜひ、この機会にタスマニアを訪ねてみましょう。ご相談ください。

写真はタスマニア観光局(https://visuals.tourismtasmania.com.au/)の許可を得て、使用しています。

忘れられない場所

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誰にでも忘れられない場所があります。

もちろん、それは有名な観光地かも知れません。

私にとっての忘れられない場所は、タスマニアのロスという小さな田舎町です。

1本の通りにパン屋と雑貨店だけがあるような本当に小さな町でしたが、

写真の通りの「秋」で町が輝いて見えました。

タスマニアのホバートから1時間半ほどのドライブでこの町にたどり着きました。

ジブリの映画「魔女の宅急便」のモデルのなった町という記事をネットで見つけて訪ねたのですが、西洋の小さな町に迷い込んだような不思議な感じがする町でした。

日本を旅立った時は、満開の桜の時期、「春」だったのに、飛行機に10時間あまり乗っただけで、全く逆の「秋」に着いたのも、時を超えてきたみたい感覚に陥りました。

静かな「秋」がそこには溢れていました。

 

 

秋のタスマニア

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4月にタスマニアを訪れたことがあります。

この季節のタスマニアでは静かな秋の日々が過ぎていきます。

タスマニアの観光シーズンも夏(12月〜2月)のようで、どこに行ってもゆっくりと時間が流れていきます。

食事も海産物を中心にとても美味しく、日本の方にも満足できるものばかりです。

タスマニアが島と言っても、日本人の持つ島のイメージとは違い、北海道の3分の2程度の大きさです。タスマニアを見て歩こうと思うと、最低でも5日間は必要です。2週間いても飽きない場所だと思います。

4月のタスマニアは、定年を迎えられた御夫婦の旅行地としてはふさわしいように思いました。ゆっくりと来し方を見つめ直すには最適な場所です。

詳細は、タスマニア(豊潤な島へ)を参照してください。

赤くなったぶどうの木を当地で初めて見ました。

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