タスマニア
タスマニアの小さな町:ロス(Ross)
タスマニアを訪問した4月は、秋の真っ只中でした。紅葉はあまり見られませでしたが、木々の葉は黄色になり、街中が黄金に輝くようでした。また、この時期はちょうど葡萄畠(Vinyard)収穫時期にあたり、島全体に豊かさに満ち溢れていました。
そんな季節の中で訪れた平原の小さな町、ロス(Ross)はとても記憶に残る場所になりました。宮崎駿監督の「魔女の宅急便」のモデルになったと言われるパン屋さんとその対面のカフェしかない通りは、上の写真のように、秋の光で輝いて見えました。
何もないけど、静かで豊かな時間がゆっくりと流れていきます。秋の陽の中で、ポロシャツだけでも寒さは感じません。いつか来たことのあるように思える、不思議なデジャブ感が心を満たしています。鉄道に乗って訪れたヨーロッパの田舎町のようにも、あるいは、ドライブで立ち寄ったアメリカ西部の町のようにも思えますが、これまでの感じたことのない、独特のゆったりとしたレイドバック感がここにはあります。
タスマニアの州都、ホバートから平原を1時間半、車で走り続けると、ポッツンと佇むこの町に出会えます。小さいけど、とても美しい町です。
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