2018年4月
ジャカランダ・オーストラリアツアー
昨年、ジャカランダツアーをブログに書いたせいか、今年もグラフトンのジャカランダフェスティバルの問い合わせがあります。ジャカランダというと、グラフトンのフェスティバルが有名ですので、当然のことと言えるでしょう。問題はグラフトンの場所あるいは位置です。グラフトンは、ゴールドコーストから車で3時間、シドニーからですと、車で7時間、飛行機で1時間半、列車で10時間近くかかります。オーストラリアの都市間交通ばあまり便が良いとは言い難く、結果的にオーストラリア国内でも都市間の移動は飛行機になることが多いです。
どうしてもグラフトンに行かれたいという方は、ゴールドコーストから車で行くのがベストだと思うのですが、海外で自分で運転される方は少なく、結果として諦める方も多いようです。(私ども会社では4人程度からでしたら、かなりお安く添乗員付きのツアーが手配できます。)
それでは、グラフトンに行かないとジャカランダは見れないのでしょうか?
実はそうではありません。ジャカランダはオーストラリアではほとんどどこでも見ることが出来ますし、各都市にはジャカランダの見どころスポットがあります。上の写真は、シドニーのそれです。これは昨年の10月終わりに撮ったものですが、若干散り気味になっています。もう少し、早ければ満開のジャカランダが見られたと思います。
オーストラリアへジャカランダを見に行きたいという方、お問い合わせください。ご希望に応じたツアーをお作りします。
メルボルン 郊外のワイナリー
メルボルン近郊のワイナリー地域というと、ドメイン・シャンドンのあるヤラバレー が有名です。あまり日本では知られていませんが、モーニントン半島にもクールなワイナリーが点在しています。
その中でも、最もスタイリシュなワイナリーと言えるのが、上ポート・フィリップ・エステートです。オーストラリア で数多くの有名ワイナリーを訪れてきました。それらのワイナリーはどちらかといえば、伝統的な外観、古い木造の建物が多かったように思います。もちろん、例外はあります。ペンフォールズのレストランなどは葡萄畑の中とは思えないほど、素敵な景観を作り出していました。
ポート・フィリップ・エステートを訪れると、上の写真の建物が迎えてくれます。まるで、美術館に来たような雰囲気です。打ちっぱなしの白い壁が、オーストラリア の青い空ととてもマッチしています。
重たいドアを開けると、下のように視界が開けます。
玄関ロビーから直接ベランダに出れるような作りになっており、オーストラリア の大きな青空が目に飛び込んで来ます。すぐわきには、レストランがあります。
もちろん、セルラー・ドアもあります。
とても上品なワイナリーでした。
オーストラリアの秋:キャンベラの樹木園から
キャンベラには、国立樹木園(National Arboretum)があります。小高い山全体に樹木を植えて、その成長を観察するといった施設といえば、良いのでしょうか。(https://www.nationalarboretum.act.gov.au/)キャンベラの街外れにあり、キャンベラの南西部を望むことができます。オーストラリアの壮大な景色を表す場所の一つといって良いでしょうが、この公園自体、キャンベラを襲ったブッシュファイヤーで焼く尽くされた跡地に作られたようです。
山頂はとても見晴らしが良く、そこにはいくつかのオブジェがおかれています。
オーストラリアは街の中にもこのようなオブジェが設置されていることが多く、アートな感じがします。
この公園自体は常緑樹が多いので、景色は緑で満たされていますが、街の中では黄葉が始まっているようです。
オーストラリアの樹木は紅くなるものよりも、上の写真のように黄色なることが多いように思います。
写真を撮ってくれた日は風の強い休日のようで、樹木園では凧を楽しむグループがいたようです。
初秋のオーストラリアの一日が想像できます。ゆっくりと時間が過ぎていきそうですね。
シドニーのベスト・シーズン
シドニーに行くのはいつが一番良いでしょうか?いつ行ってもそれなりに楽しめる街がシドニー だと思いますが、それぞれの時期によって楽しみ方が違います。有名なのは、ニューイヤーイブ(大晦日)の花火でしょうか。確かに見事な花火を楽しむことができますが、この時期のシドニーのホテルはとても高いとうのが難点です。それでも行ってみる価値はありますが。。。
次に有名なのは、ビビッドシドニー でしょうか。5月から6月にシドニーの夜が煌びやかに輝きます。フェスティバルの期間が長いので、どなたにとっても行きやすいでしょう。ホテルも特別に高くなるということもありません。また、5月から11月までシドニー沖ではホエールウオッチングを楽しむことができますので、ビビットシドニーとホエールウオッチングを組み合わせることもできます。
私たちがお勧めするシドニーのベストシーズンは、10月半ばから11月初旬です。この時期のシドニーはジャカランダの花が咲き誇ります。シドニー の至る所でこの花を見ることができます。昨年、10月終わりにシドニーにお客様をお連れしたのですが、若干花は終わりがけでした。上の写真はその時に撮ったものです。シドニーの中心であるタウンホール(市役所:上の写真の茶色建物です)の前にも綺麗なジャカランダが咲いていました。
ジャカランダといえば、グラフトンのジャカランダフェスティバルが有名ですが、シドニーにもとても素晴らしいビューポイントがあります。上品な紫に彩られたシドニーの街は、とても綺麗です。
ゴルフコースに珍客
キャンベラの友人から面白い写真を送ってきました。上の写真ではありません。次の写真です。
ゴルフコースに現れた珍客とは、カンガルーです。
オーストラリア では至る所でカンガルーを見ることができます。ちょっと郊外に行くと、道路にも車に引かれたカンガルーが転がっていたりします。最初は驚いたのですが、あまりの多さに慣れてしまうほどです。夜の道路では、カンガルーが飛び出してきてとても危険です。大きなものだと、車のフロントガラスが割れるという話を聞いたことがあります。
ブリスベン郊外のワイナリーでは、ワラビー(カンガルーの小型)が跳び回っていて、とても可愛かったのを覚えていますし、ハンターバレーでは草原の向こうから、こちらの方を見てめている30頭ほどのカンガルーの群れに遭遇したこともあります。キョトンとした表情がオーストラリア の大きな大地によく合います。
ビビッド・シドニー :幻想的な夜に
今年も5月25日から6月16日までの3週間、ビビッド・シドニーが開催されます。昨年、初めてこの光のお祭りをお客様と見に行きました。
想像していたものよりも、光の量は多くなく、色合いも鮮やかというよりもどちらかというとダークなものが目立っていた気もします。いつも思うことなのですが、西洋人と日本人はこの光や色に対する感覚が全く違います。西洋のホテルの間接照明は多くの日本人にとって暗いものですが、西洋人にとっては落ち着ける採光なのでしょうね。もちろん、個人差はあるとは思いますが。
上の写真はあのオペラハウスです。クラゲのような、あるいは宇宙人のようなよくわからないものがプロジェクション・マッピングされていました。これがオペラハウスとは思えませんね。下の他の写真と比較してもらえると、オペラハウスであることが理解できるかもしれません。
人混みは結構、ありましたが、同じシドニーのイベントであるニューイヤーズイブの花火に比べると、華やかさでは負けるように思えました。それでも、お祭りの独特のワクワク感は街全体を包んでいました。ビビッド・シドニーに行ってみると、子供の頃、行った初秋の夜祭りを思い出しました。夜風は肌寒く、なんとなく寂しい感じもするけど、どこかワクワクするような感じです。
5月から6月のシドニー は秋の盛りですが、昼間は長袖のシャツで全然、寒くないのですが、夜になるとジャケットがないと過ごせません。
お祭りの時に、海外の街を訪ねるのは楽しくて大好きです。特にビビット・シドニー は独特の趣があってオススメです。