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パース のベストシーズン

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2019年9月から、ANAの直行便がパースへ就航することが発表されています。シドニー〜パース間が飛行機で約5時間かかりますので、これまでは日本から簡単に行ける場所ではありませんでした。行くとすると、香港やシンガポール経由で乗継便を利用するしかなく、旅行先としてはオーストラリアの中でも話題にのぼりにくい都市だったと言えるでしょう。

ただし、訪れた人は皆さん、思い出深い場所だとおっしゃいます。私も行くまではあまり意識したことがなく、とても遠い場所というイメージしかなかったのですが、行ってみると皆さんの意見に納得してしまいました。パースは、スワン川沿に発達した静かな落ち着いた街ですが、一歩街を出ると、インド洋に面した素晴らしいビーチやアウトバックに広がる山々など、日本とは全く異なる景色を見ることができます。インド洋にはクオッカで有名なロットネスト島があり、砂丘地帯にはとても不思議な光景であるピナクルズがあります。また、春先からは野山にワイルドフラワーが咲き乱れます。ワイルドフラワーはあまり雨水に恵まれないところに育つために、ある意味、ケバケバしい感じもしますが、まさにその名の通り、力強い野生を感じさせてくれます。

上の写真はワイルドフラワーに代表的な花であるレッドアンドグリーン・カンガルー・ポーです。花の形状がカンガルーの手に似ているから、この名前がついたそうですが、西オーストラリアの州花でもあります。(なお、一緒に写っているピンクの花は別の花です)まさに、このような花が咲き始めるのが、9月、現地の春です。ANAがこの時期を選んで直行便を就航させたのもわかります。パースの一番良い時期です。

 

オーストラリア旅行を計画する際の注意点

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オーストラリア旅行を計画される際の注意点を列記します。参考にしてください。

 

1.目的地の温度や機構を調べておく。:オーストラリアというと南国とイメージが強いせいか、いつでもどこでも泳げると思っていらしゃる方がいます。確かに地理的には日本から見ると南にあたりますので、南国ですが、南半球は南に行くほど寒くなります。例えば、タスマニア 島はオーストラリアに最南に位置し、南極海に面していますので、当地の真夏である2月でも最高気温は20度前後、海水温は17度しかありません。日本人が思っている以上に、当地は寒いです。また、日本とオーストラリアとの気候の最大の差異は、日夜の温度差と思います。ブリスベンに住んでいる頃、昼間は20度あったのに、夜になると零度になることがあり、大変驚きました。大陸の昼夜温度差は島国日本では感じられないものです。このことは、大陸の中心にあるウルル行く際には特に注意する点です。

2.  目的地間の距離を調べておく。 :オーストラリア に出かけようとされる場合、多くの方は2箇所ないしは3箇所を巡ろうとされます。特にウルルを第一の目的地として、ケアンズないしはシドニー観光を付加して旅程を組まれるのが最も多いケースです。シドニーとウルル間の距離が2100キロ、ケアンズとウルル間が1800キロあります。前者が3時間半、後者が約3時間飛行機に搭乗しなけばいけない距離です。ウルルへ日帰りでというお客様もいらっしゃいますが、到底お勧めできない旅程です。日帰りですと、最大でも2時間しか当地での滞在時間はありません。かつ、飛行場からウルルまで30分程度かかりますので、ほとんどウルルで過ごす時間はありません。日本人の感覚でオーストラリアの距離感を捉えると旅程に大きな誤算が含まれることになります。

3.食事をどうするかを考えておく。 :海外では一般的にそうですが、ホテル宿泊代に食事代を含みません。中には、日本の旅館のイメージで食事付きのお部屋を希望される方がおられますが、朝食はともかく、夕食がホテル宿泊代に含まれることはありません。食事はフードコートと呼ばれるモールの食堂街で食べずに、普通のレストランでとると、結構高めになってしまいます。一人4〜5千円はかかる感じです。それほど、食事に予算をかけられない場合は、現地のスーパーマーケットを利用して、ホテルの部屋で食事をとることをお勧めします。すべての食事をそれで済ませるのはせっかく、オーストラリアに来た甲斐がありませんので、一度くらいは現地の有名レストランに出かけてみるのがお薦めの食事プランです。日本などのアジア圏の国々に比べるとB級グルメが発達していないと思います。

以上の点を十分に調べてオーストラリアの旅行計画を立てることをお勧めします。もちろん、私たちもお手伝いします。

 

オーストラリア旅行をグレードアップする方法

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海外旅行は、慣れている方とそうでない方とでは大きくイメージが異なるものかも知れません。慣れれば慣れるほど、日本国内を旅することと海外旅行をすることの差異はなくなっていくと言って良いでしょう。

最初は誰でもそうであるように、添乗員つきのパックツアーで海外に行かれることが多いと思います。ただ、このツアーはどうしても団体鼓動が前提となりますので、自分の興味や満足は犠牲にせざるを得ません。そして、よっぽど高いツアーを申し込まないと、素晴らしい食事や宿泊施設には巡り会えないことになります。海外旅行に行って、その国でしか味わえない本当に美味しいものに出会えない可能性があります。パックツアーに満足できなくなったら、次は飛行機と宿泊施設は自分でネットで探して、それに現地のツアーを加える方法をトライされるかと思います。この方法では、一見すると自由な時間ができて満足できる海外旅行を楽しめそうに思いますが、現地の情報に精通していないと、現地ツアーを入れ込みすぎて、結果としてパッケージツアーで回るのとそれほど変わらないことになります。また、日本語ツアーを入れるとどうしても割高になりますし、日本人の団体旅行という側面が強くなり、海外を旅しているという実感が薄れます。

海外旅行に慣れてくれると、できる限り単独で観光地を自分の時間に合わせて回る方法を模索することになります。レンタカーを使ったり、公共交通機関を使う方法です。食事もスーパーマーケットや現地のフードコートを活用し、1・2度、その国を代表するような高級料理店に行ってみることにチャレンジできるようになります。このような方法をとるにはものすごく語学力が必要に思えるかもしれませんが、実はそうでもありません。いくつかの基本的な構文と単語をマスターすれば簡単に出来ます。この方法を一度マスターすれば、海外旅行は格段にグレードアップします。もちろん、そのためには現地の適切な情報は不可欠ですが。なかなか、日本ではこのような海外旅行をされる方が少ないので、現地情報が少ないのが現状です。私たちはそのお手伝いをしたいと願っています。

時代の移り変わりは早いものです。語学力の不安は、スマホの翻訳アプリで十分、補える時代になっています。ぜひ、グレートアップした海外旅行を楽しみましょう。

写真は、メルボルン郊外のスーパーマーケットです。

 

ゴールデンウィークにおすすめ:ケアンズ まだ空いています

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今年のゴールデンウィークは10連休ということで、海外に行かれる方が多いようです。5月というと、オーストラリアではすでに秋を迎えています。シドニーの最高/最低気温が20度/12度ということですから、朝夕は少し肌寒いことになります。もちろん、泳ぐことはできません。これに対して、ケアンズはまさにベストシーズンになります。夏を先取りすることができます。

すでにケアンズの直行便は完売状態ですが、ホテルはまだ空いています。ケアンズの人気はすごいものがあり、今年の年末/年始の直行便もすでに完売となっています。乗継でいけば、まだGWでもケアンズに行くことはできます。少し時間がかかりますが、それでもこの時期のケアンズは行く価値があるところだと思います。

ケアンズの中心地は便利ではありますが、あまり風光明媚な場所ではありません。ビーチもないですし、海も綺麗ではありません。ケアンズ と聞くと、グレートバリアリーフがすぐ目の前に広がっているようですが、残念ながらボートに乗って1時間以上沖に出ないとサンゴ礁は見れません。

ケアンズの中心地から少し車で走ると、B&Bやアパートメント形式の素晴らしい宿泊施設が点在しています。ホテルはどこでもある一定レベルのホスピタリティを保証してくれますが、どうしても同じような部屋の作りになってしまいます。その点、B&Bはロケーションもその有様も個性的なものが多いです。日本では全くない形式の宿泊施設に出会うことができます。

上記の写真は、ケアンズの郊外にあるワラウオング・ロッジというB&Bのリビングルームです。とても広い部屋で、大きな窓からは眼下に海を見下ろせ、そこから海風が上がってくるのを感じることができる素晴らしいB&Bでした。海外の別荘を訪れたような気分になります。このようなB&Bの多くは極めて安いお値段で宿泊することができます。

せっかくだから、日本にないような所に留まりたくありませんか?

ゴールデンウィークにおすすめ:早い夏を求めて、ケアンズ

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ケアンズの5月は、雨季の終わりにあたり、まさにベストシーズンと言える時期です。水温も27度あり、海の温度と気温の差が少なく、海に入っても寒さを感じないと思われます。同じ時期(5月)の鎌倉の水温が18度、8月の鎌倉の水温が22度ですから、ケアンズの水温の高さがわかってもらえると思います。

日本が春から夏へ向かう時期であるのに対して、ケアンズは暑さのピークである雨季を過ぎて、過ごしやすい乾季を迎える頃です。夜は20度程度になりますので、ちょっとした上着は必要ですが、それでも1日を通しては日本の夏の感じととても近いでしょう。早めの夏を感じたいという方には、ゴールデンウィークのケアンズはおすすめのデスティネーションです。

早めの夏を感じたいという方が、海外旅行に行こうとした場合、ケアンズ と比較対象となるのはやはりハワイではないでしょうか?ゴールデンウィークの時期を比較すると、ケアンズ の方がハワイよりもお高めになっています。両方とも日本人には行きやすい海外ビーチですが、大きな違いがあります。

ハワイのホノルル(35万人)に比較すると、やはりケアンズ(15万人)は小さな街です。観光客のボリュームも圧倒的にホノルルが上です。ホノルルが毎日、お祭りをやっているかのような華やかさがあるのに対して、ケアンズは田舎町を訪れたかのようなのんびりとした感じが街には漂います。ショッピングを楽しみたい場合にはハワイがおすすめですが、ゆったりとしたバーケーションを楽しむなら、ケアンズの方が良いでしょう。

ホノルルもケアンズも街を出て、少しドライブするととても良いビーチが数多くあります。それらのビーチでゆっくりとするのはとてもオススメです。プライベートビーチのような感じを味わえます。ただし、ドライブ自体はケアンズの方が安全で簡単です。一つは車が多くないということもありますが、なんといってもケアンズは車は右ハンドルで、左側交通と日本と全く同じで、とても運転しやすいです。

写真はケアンズから車で北へ約30分、名前もないビーチです。当日は、土曜日でしたが、泳いでいる人はまばらでした。

ウルルへのベストプラン

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第1日     夜羽田発   機内泊
第2日 シドニー乗継 正午エアーズロック 着 ウルル観光 Sound Of Slince ウルル泊
第3日 サンセット ウルル観光 Filed of Lights ウルル泊
第4日   正午エアーズロック 発 午後シドニー着 シドニー観光 シドニー泊
第5日     夜シドニー 発   機内泊
第6日 早朝羽田着        

 

ウルルへの登頂禁止が報道されて、ウルルに関する問い合わせが急増中です。多くの方が、5泊6日で日程を組まれているようですので、参考のためにモデルケースを提示しておきます。注意点は以下の通りです。

1. 飛行機は国際線および国内線ともに直行便であること。

 格安ツアーの内容などを見ていると、国際線も香港などでの乗り継ぎ、国内線もアリススプリングスでの乗り継ぎとなっており、結果として片道30時間以上かかるものも少なくありません。飛行機の時間および乗継時間は出来るだけ少ないにこしたことはありません。金額を気を取られて貴重な時間を無駄にするのは無意味です。現地でできるだけ時間を取ることを考えると、少々予算がオーバーしてもこの条件は守らなくてはなりません。

2.経由地はシドニーであること。

 ケアンズを経由地とするツアーが多いようですが、ケアンズとなると東京からの国際線直行便は1つしかありません。シドニーを経由とすると国際線もJAL、ANA、カンタスとなり選択肢が増大します。エアーズロックへの航空便もケアンズからは1社1往復であるの対し、シドニーからは2社2往復となり、選択肢が増えます。

3.ウルルは今でも原則、登頂不可であること。

 現在の報道では、いかにも本年度10月から登頂ができなくなるような報道ですが、現在でも登頂は原則認められていません。アボリジニの人たちにとっては聖地であるので、登頂は遠慮してほしいとはっきりと登頂口の看板に書いてあります。欧米人はそのあたりはしっかりと敬意を払い、あまり登っていません。日本人をはじめとするアジア系の人たちだけが登っているような状況です。登頂する際はその点を理解して下さい。登ってみると少し恥ずかしい思いをします。

4.ウルルの最大の魅力は光の変化であること。

 ウルルという世界最大級の1枚岩に当たる朝夕の陽はとても美しく心に残ります。また、夜の星空も他では見られないほど、美しいです。それらを満喫するために最もおすすめの方法は、レンタカーを借りて自分の好きな時間にウルルをいろんな方向から見てみることだと思います。それが不可能ならば、Ayers Rock Resort の運営するバスに乗ってウルルやカタジュタを回ることをお勧めします。ツアーでは味わえない深い感動があなたを包むでしょう。

5.ウルルには最低2泊すること。

 朝陽、夕陽の美しさを時間を忘れて堪能しようとすると、1日完全にウルルに滞在する日を作らなくてはいけません。1泊2日だと、来た日は荷を解くとすぐ夕陽を見に行かなくてはいけず、2日目は朝陽を見ていると途中で、荷造りをしなくはいけません。また、この日程ではカタジュタを訪れる時間はありません。これを避けるために、ウルルで2泊することをお勧めします。

5.最低でも1日の余裕を旅程に作ること

 上記、日程では5日目を移動日として1日の余裕を持たせています。これには意味があります。ウルルからの国内便は遅延や欠航するおそれがあります。キチキチで日程を組んでいるともし欠航した場合、当日の国際線に乗れない可能性が生じます。その危険性を回避するためには、この日程がベストだと思われます。

写真は、ウルルを登頂した父親です。77歳のことでした。

 

安価で豊かな海外旅行のために

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海外旅行をできるだけリーズナブルに楽しみたいという方が多いと思います。そういう方は、自分で大手旅行会社のHPで格安航空券とホテルがパッケージになったものを購入されると思います。このようなパッケージには現地のツアーが含まれていないので、それらも追加購入することになるかと思います。そうすると、実はほとんど旅行会社のパッケージツアーを申し込んだものと変わらず、値段もそれほど安くならないことになります。

このような海外旅行の方法には、いくつかの問題があります。まず第一に、格安航空券はLCCなどを使用したり、あるいは乗継が複数回かかるものを利用することが多く、現地の滞在時間がとても短くなっているケースが少なくありません。海外旅行のほとんどの時間が飛行機と飛行場で過ぎるような旅行には意味がありません。第二に、現地オプションツアーを日本語ツアーで申し込むと割高になることが多く、かつそれらのツアーについている食事は多くの場合、今一つのことが多いように思います。また、これらのツアーを少ない現地の滞在時間の中に入れ込むと時間に追われることになり、豊かな海外旅行とは程遠いものになります。

現地オプションツアーを日本で申し込むで行くのはあまり賢いやり方ではありません。なぜなら、現地の天候やご自身の体調によって、旅の計画は変更を余儀なくされることが多く、事前にすべてを決めない方がより合理的な旅行を楽しむことができます。海外のホテルには必ずツアーデスクやコンシェルジェサービスが設けてあり、それらを利用することが海外旅行の豊かにするコツだと思います。あるいは、コンシェルジェやホテルのフロントに相談すると、割と簡単に公共交通機関を使った観光の仕方を教えてくれます。英語がと思われるかもしれませんが、意外とそれらの人々はこちらの理解を推察してくれて、地図などを使って説明してくれます。それでも自身がない方は、スマホや翻訳機を使えば大丈夫です。

例えば、ウルルに行きたいと思ったら、まるで現地のオプションツアーに申し込まなくてはいないように書かれてあるガイドブックが多いですよね。現地に乗り降り自由のバスがあることはあまり触れられることはありません。これを使えば、ツアーに入らずに自由にウルルを楽しむことが可能です。

あるいは、「ウルル登頂機会2回確保」などと書かれた格安ツアーがあります。それらのツアーをよく見ると、ウルルに午後について翌日の正午にはウルルを出発することになっていることが多く、とても忙しいツアーになっています。多分、ウルルには行くとしても人生の中で1回きりでしょう。そうだとしたら、その機会をそのような短い時間で済ませんるのはとてももったいないと思います。

ゆったりとした余裕があって、かつあまり無駄なお金を使わない海外旅行を私たちは提案します。

写真はケアンズ郊外パームコーブの別荘街の風景です。

大人の海外旅行:オーストラリアをお勧めする理由(8)

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オーストラリア で生活して、英語を少しわかり始めた頃、ある単語を知りました。"isolated"という単語です。あるオーストラリア 人が、"isolated country"といった言葉が気になりました。辞書で引くと、「隔絶した国」という意味であることを知りました。その人は、オーストラリアが他の地域から、地理的に隔絶しているという意味で使ったように思いましたが、日本は文化的に他の国と隔絶しているように思いました。

文化的な孤立を強く感じたのは、食事でした。大きな意味では、東アジア料理の範疇に入ることは明らかですが、同じはずの中華料理や韓国料理とはその味覚は大きく異なります。中華料理や韓国料理は日本料理と比較すると、はっきりとした味付けです。それに日本料理のように、生ものを原則的には食べません。近年、刺身も世界的に流行のように言われることが多いですが、それはあくまで高級店でのケースで、世界の街角で当たり前のように刺身を食べているわけではありません。海外で生活すると、美味しいお寿司を食べることは例外中の例外です。オーストラリア でもシドニーのような大都市では美味しいお寿司を食べることができるようですが、かなりお高いです。

一番、日常生活の中で食べたかったものは「うどん」でした。アジア食材店でうどんは売っていましたが、なぜか中国製で香りが全く異なるものでした。オーストラリアは食材の持ち込みが厳格なので、日本から送ってもらうのも憚られます。やっと、出汁になりそうなパックに入った鰹節を見つけて、作ってみたのですが、オーストラリア は硬水のせいか、うまく出汁が引けなかったことを覚えています。

和食が注目されているのはオリジナリティーが強いせいだと思いますが、独自性が強いということは孤立していることとある意味、同値です。それはい意味でもありますが、世界の情勢から隔離されている側面もあります。海外から見ると、日本は世界の流れの中から孤立しているのがはっきりと分かります。

そしてオーストラリア は西洋社会であるはずなのに、地政学的にそこからは隔絶されています。現代西洋社会は混乱の中にあります。ヨーロッパの情勢はEUという理想が幻想に変化しつつあり、アメリカは国が完全に分断しています。そして、日本とオーストラリアはそれらに混乱からは一歩下がった地点にいるように思います。

多くの日本人が西洋社会に憧れています。いつかはその社会を垣間見たいと願っています。その願いを現在、安全に叶えることができるのはオーストラリアということになりそうです。

写真は、ワトソンべイから対岸のシドニーのダウンタウンを見た夕景です。左手にシドニータワーが見えます。

安価で豊かな海外旅行を

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東京などの大都会では外国の旅行者が、地下鉄などの公共機関に乗って、観光していることを見ることが多くなっています。中国人などのアジアの方々は、観光バスに乗って集団で行動されていることが多いようですが、欧米人は自分のリズムで公共交通機関の乗って、悠々と旅を楽しでおられるように見えます。当然ですが、その方が旅費は安くなります。

私も海外旅行をするときは、できる限りその国の交通機関の乗るようにしています。現地の人たちの中に入り込むことによって、その国の雰囲気をより身近に感じることもできますし、その人たちの感覚みたいなものがわかる気がします。例えば、日本のように交通機関で携帯の通話を禁止せずに、電車の中で平気で話している人は海外ではよく見ますが、それを周りの人も無頓着に許容している人たちを見ると、日本人の他人との関係性の理解の方が異常のなのかもしれないと思ったりします。オーストラリア の駅の周りでは、スシのお弁当を売っているのを見たりするのも面白いです。

ただ、海外の公共交通機関を使う際には気をつけないといけないのは、日本ほど、時間に厳密に運用されないということです。突然、電車が止まったりするのは当たり前と思っておかないといけません。そのために、旅程は十分に余裕をもって組んでおかないといけません。でも、その余裕ある旅程が、あなたの海外旅行を全く違う、豊かなものにしてくれます。

弊社でも、できる限りそのような旅程を組んでお客様に提供しています。もちろん、そのサポートも十分いたします。

写真は、メルボルンの郊外、モーニントン半島のビーチです。

 

明けましておめでとうございます。

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明けましておめでとうございます。

本年が、皆様にとって素晴らしい1年であることをお祈り申し上げます。

 

          サザンブルーエスケープ

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