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タスマニア

タスマニアの秋

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オーストラリアで最も南にある島、タスマニアは独特の雰囲気をもっていました。オーストラリアは大陸の堂々とした感じがどこにいっても感じられたのですが、タスマニア はやはりどこか島という趣きが漂っていました。それは、道路のコーナーを曲がると全く異なる景色が広がるからも知れません。突然、山道に入ったと思えば、次のコーナーを回ると広い海が目の前に広がっています。また、オーストラリア本土では高い山がなく、大きな青い空を遮るものはありませんが、タスマニアではちょっとした小高い山が随所に現れ、大きな青い空を見ることは少ないように感じられました。

訪れたのは4月、日本では桜が散る頃で、春独特のワクワク感が日本中に溢れていました。その気分のまま、タスマニアを訪れてみると、タスマニは静謐な秋にすっぽりと包まれていました。ワイン畑はすっかり黄色くなり、弱い風がその黄色の葉を揺らしていました。音がほとんどなく、ただ、ゆっくりと冬に向かうために、時が流れている、そんな不思議な感じのする空間でした。

次にタスマニアに行く時は、春が良いと思います。静かなあの場所が、どのように華やぐかを見てみたいです。

オーストリアの牡蠣の食べ方

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オーストラリアでは、多くのレストランで牡蠣が前菜として供されます。ちょっと牡蠣にこだわったレストランでは、オーストラリアのいろんな海の多様な牡蠣が、メニューにリストアップされます。どれを選ぶかを考えるのも楽しいです。

タスマニアでステーキハウスに入って気軽に「牡蠣を前菜で食べたい」とオーダーしたところ、上記の写真(レストランの照明の関係で少し赤味を帯びて写っています)の料理が出てきました。その時は、知らなかったのですが、いわゆるこれがキルパトリックという牡蠣のレシピです。牡蠣とベーコンをソースでオーブン焼きにしたもの、です。どうもタスマニアが発祥の地のようで、タスマニアで最もポピュラーな食べ方のようです。その時は、イメージとしてはいつもように冷たい白ワインで生牡蠣を食べる算段でしたので、ちょっと驚いてしまい、ソースの甘酸っぱさしか覚えてはいません。

その後、ネットで調べてこれが有名な料理であることを知って、再度トライしようと思っているのですが、実際オーストラリアのレストランで牡蠣をオーダーする時には、やはり生牡蠣をチョイスしてしまいます。次回こそは。。。

避寒地としてのオーストラリア

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写真はパームコーブのホテルのプールサイドです。陽射しが強い為に、テントの覆いが設けてありました。

このプールサイドで初老の紳士が分厚い本を読んでいました。「どこから来たの?」と聞くと、「カナダのトロント」ということでした。「もうあちらは寒いでしょう?」と尋ねると「a lot of snow」との答えでした。

北半球が冬の時に、南半球のオーストラリアは夏になりますので、北半球の英語圏、イギリスやカナダの人たちはオーストラリアに避寒に来ます。南半球ならどこでも良いのでしょうが、南半球には治安があまり良くない地域が多いので、治安が圧倒的に良いオーストラリアが避寒地として選ばれることになるのでしょう。

日本人にとってもオーストラリアは避寒地の一つです。お正月休みなどでは、ハワイの次に人気の高いデスティネーションと言えるでしょう。特に、ケアンズは日本からも最も近く、ホテルや観光地では日本人の方々が働いていらっしゃるので、あまり英語が得意でない日本人の旅行者にとっても、行きやすい場所と言えるでしょう。ただし、ケアンズは熱帯雨林地帯に属しますので、日本との温度差が大きすぎるという欠点があります。

もっと過ごしやすい避寒地をと、お考えの方には、タスマニアがお勧めです。1月のタスマニアの最高気温は23度ですので、とても気持ち良い気候です。また、降水量も少なく、きれいな青空を望むことができます。

あるいは、オーストラリアの高原地帯に出かけてみても良いかも知れません。ブリスベン近郊のサンシャインコーストを少し山際に入るとヒンターランドと呼ばれる高原地帯が広がります。ここにはとても良いB&Bがあります。日本ではゴールドコーストの方が有名です。ゴールドコーストはどちらといえば、若者の街で、クリスマスや大晦日には彼らが大騒ぎしています。この時期のゴールドコーストはお勧めではありません。

タスマニアの風景

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ワイングラスベイで有名なタスマニアの東海岸をドライブした時の写真です。タスマニアの州都であるホバートから約2時間、地図で見ると海岸沿いを走るように思えます。しかし、行ってみると、途中で山間部を走り、渓谷を抜けたりします。想像と違う道程に驚いていると突然、視界が開け、海岸が広がっていました。

海外の対面は、野っ原が広がり、上の写真にある木が立っていました。高さは3メートルばかり、雷が落ちたのでしょうか。無残に幹が裂けていました。この写真の右側から吹く海辺からの風はこの木に直接、あたります。

写真に映った看板には"Graindstone Bay Pastoral" と書いてあります。Graindstone は辞書で引くと、石臼のことだとわかりました。pastoral は牧歌、田園詩、を指す言葉のようです。ここには、牧場があったのでしょうか。現在は羊も牛もいませんでした。

 

この光景はなぜか記憶に残りました。深い意味があるわけではないのですが、タスマニアというとこの木を思い出します。

オーストラリアのビーチ

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オーストリアのビーチといえば、ケアンズやハミルトン島に代表されるグレートバリアリーフが有名です。他にも、ゴールドコーストなどのビーチもあります。都市に近いビーチとしては、シドニーのボンダイビーチ、メルボルンのブライトンビーチ、アデレードのグレネルグビーチがオススメです。これらのビーチに共通するのは、若干、年齢層が若いと思われることです。

中高年の方々が満足されるような、静かなしっとりとした綺麗なビーチもあります。代表的には世界一の砂浜と称されるジャービスベイや、現地の人たちに人気のサンシャインコーストなどです。これらのビーチは喧騒と離れて、ゆっくりと海風を楽しみことができます。

家族連れでオーストリアの海を楽しみたいという方には、ロットネスト島がオススメです。パースから約1時間、インド洋に浮かぶ小島には綺麗なビーチが広がっていると同時に、ここにしかいないクオッカにも会えます。

オーストラリア のビーチはどこに行っても白い砂浜で、海の青とのコントラストが素晴らしいです。

写真はロットネスト島のビーチです。Tourism Australia の許可を得て、掲載しています。
 

オーストラリア での軽食

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旅行に行って、全ての食事をきちんとしたレストランで済まそうとすると結構のお値段になってしまいます。特に、オーストラリア は物価が高いので、食費をどのように抑えるかは重要なポイントです。

軽食を世界的な有名なチェーン店で摂っても良いのですが、日本で食べられるものを海外旅行に行ってまで食べるにはあまりオススメではありません。せっかくだから、オーストラリア でしか食べられないものに挑戦しましょう。具体的には、フィッシュ&チップスやミートパイです。フィッシュ&チップスは以前に紹介したことがありますので、今回はミートパイです。

食べたことがあるという方もいらっしゃると思いますが、上の写真にあるパイがそれです。パイの中にビーフシチューのようなもの(それよりも濃縮した感じかもしれませんね)が入っています。このミートパイはオーストラリア では至るとことで食べることができます。カフェやレストランにあるだけではなくて、コンビニエンスストアでも売っています。あるいはスーパーでは冷凍のものが売っていたりします。コンビニやスーパーで買って来て、部屋のレンジで温めて食べることができます。安いものは数ドルで買うこうができますので、とてもリーズナブに楽しむことができます。肉好きの方なら、満足されると思います。

上の写真は、タスマニアのロスという小さな街のパン屋さんで食べたものです。これで5ドル程度だったと思います。このパン屋さんは、ジブリの「魔女の宅急便」のモデルになったと言われているお店です。

とても美味しいミートパイでしたよ。

 

退職後の夫婦旅行に最適な場所:タスマニア

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退職を迎えられたご夫婦には、たくさんの時間が目の前に広がっていると思います。最初の頃は、あれもしたい、これもしたいと活発に日々を過ごされると思います。しばらくすると、落ち着いてきて何もしない時間が次第に増えてくるのではありませんか?そんな時、二人だけで家の中に閉じこもると息がつまりそうになりますよね。旅にできませんか?素敵な場所があります。

タスマニア島です。島といっても面積は68,400km平米あります。北海道の8割の大きさになります。四角形に近い島ですが、南にホバート、北にローンセストンという街があり、東半分はワイングラスベイに代表されるような穏やかな海岸線が広がり、西半分は世界遺産であるクレイドルマウンテンの山々があります。山歩きが好きな方はローセンストンを起点として西半分を回られることをお勧めします。別に山歩きに興味ないという方は、ホバートを中心にワイングラスベイを含むフレシネ半島を巡ることをお勧めします。

フレシネ半島を4月に車で回ったことがあるのですが、夏(12月〜2月)の観光シーズンも終わり、静かな秋の情景が広がっていました。何もないといえば、何もない景色ですが、静かで大きな青い空に白い雲が渡っていき、心が落ち着く景色でした。こんな場所だったら、いろんな思いを語り合うことができると思えるところでした。

詳しくはこちらをご覧ください。

また、詳細は是非、お問い合わせください。

 

 

オーストラリア 旅行の標準的ケース

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オーストラリア を旅行しようと思われる場合、多くの方は4泊5日で旅程を組まれることが多いのではないでしょうか?

オーストラリア への飛行機は、日本を深夜に出て機内泊の後、早朝にオーストラリア に着きます。また、帰りの便はオーストラリア を深夜に出て、日本に早朝につきます。4泊5日と言っても、実質オーストラリア で過ごせる時間は2泊3日ということになります。

2泊3日でオーストラリア全体を理解しようとするのは無理があります。どこかの都市をちょっと見るだけということになります。飛行機の便から考えると、シドニーかメルボルンが実際の選択肢として挙げられます。シドニーはオペラハウスやハーバーブリッジに代表される港の景色が美しい都市であるのに対して、メルボルンは街の中に美しい公園が点在する欧州の香りがする街です。シドニーは、どこか横浜やお台場の景観に似ていて、異国感と同時に日本の都市との共通性を感じることができます。それに対して街中をトラムが走り回るメルボルンでは、オーストラリアで伝統を感じることができます。

何らかの目的、たとえばアデレードでワイナリー周りをしたいとか、あるいはタスマニアでハイキングを楽しみたいという場合には、シドニーないしはメルボルンから乗り継いで行くことになりますが、2泊3日の中の1日近くは移動で取られることになります。目的地についても、ゆっくりと街を見て回る時間はあまりないと思われます。

オーストラリアの魅力は新しい息吹を感じる街と大きな自然のコントラストだと思います。タスマニアやアデレードはその両方を感じることができますが、シドニーやメルボルンに行き、市内のホテルに滞在してるだけだと、街の雰囲気だけを感じて帰国することになります。できれば、オーストラリアの自然の大きさも短い期間の間に感じて欲しいと思います。そのためには、1泊はシドニーやメルボルンの郊外の素晴らしいB&Bに宿泊することをお勧めします。

そのような旅程を可能するパッケージ・ツアーはなかなかありませんし、まして個人で設定することも不可能に近いです。ぜひ、ご相談ください。

 

 

オーストラリアをリッチ&格安に旅する方法(3)

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日本人が海外旅行をすると、どうしても都心にある名だたるホテルに泊まろうとします。あるいは、ネットを使って宿泊予約をしようとする場合も、ホテルを中心に最安値を探そうとします。都心で有名なホテルですので、必然的に金額が高めになってしまいます、

大人の海外良好:オーストラリアをお勧めする理由(3)でも述べましたが、オーストラリアの宿泊施設はホテルという形式だけではありません。都会ではアパート形式の宿泊施設があり、郊外にはB&B形式のものがあります。アパート形式は、東京にもいくつかありますが、キッチンやランドリーなどが設置されており、日常と同じような生活ができるように工夫されたものです。これらのアパートと呼ばれるものは、2ベッドルームのような大きなスペースを有しているものが多く、家族で宿泊するには最適です。もちろん、友人同士でも構いませんし、多くのアパードでは1泊のような短期滞在もOKです。

上の写真は、タスマニアの州都ホバートのアパートです。驚いたことにこの部屋には真ん中に螺旋階段があり、2階には6畳程度のベッドルームがありました。もちろん、1階にも別のベッドルームとリビングがありました。この部屋は1泊1万円程度でしたので、2人で利用すると1人5千円です。4人まで宿泊可能ということでしたので、これらのアパートを利用するととてもリーズナブルなものになります。日本の同じプライスレベルのビジネスホテルよりも断然、綺麗です。これらの形式を日本人はほとんど利用しません。

また、郊外のB&Bはまるで海外に別荘を持ったような気分が味わえます。素晴らしいB&Bは、ホテル紹介サイトに登場することは少ないようです。多分、固定的なお客様がそれらのB&Bに付いており、B&Bとしてはホテル紹介サイトに掲載しなくても良いと思われます。これらのB&Bはピンキリですが、1泊1室(お二人利用)2万円前後で感動的な宿泊施設をご紹介することができます。(綺麗なB&Bは最低2泊を要求することが多いようですが)、

これらの日本にはない宿泊施設をうまく利用すると、オーストラリアをリッチ&格安で旅することができます。

 

 

オーストラリアのB&Bに泊まる

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B&B(Bed and Breakfast)というと、日本の民宿を想像する人が多いでしょう。ちょっとチープであまり居心地の良い場所と思われないかもしれません。しかし、日本の民宿のレベルが近年、急速に向上しているように、オーストラリアのB&Bも施設によってはちょっとしたホテルに負けず劣らず素晴らしいところも少なくありません。むしろ、家族的なサービスが受けらることによって、旅を思い出深いものにしてくれると言って良いでしょう。

私たちが宿泊したオーストラリアのB&Bは、リタイア後の老夫妻が営んでいたり、あるいは牧場やワインナリーを営業するかたわら、その一部の施設を解放する形で行われることが多かったように思います。それらのB&Bの特徴的な点は、素晴らしいローケーションにあるということです。一流の別荘地の中にあるB&Bや、牧場の中の小山の斜面にあるB&Bなどでは日本では見ることができない景色を十分に堪能することができます。

写真はそのようなB&Bの一つです。タスマニアの東海岸にあるSheoaksというB&Bのリビングエアリの写真です。このB&Bはコールスベイという静かな湾を見下ろす別荘地にあり、眼下には静かな海が広がっていました。空の青と海のブルーが目を通じて心の中に入ってくるようで、とても落ち着く、居心地の良いリビングでした。

海外の友人の別荘を訪ねたようなそんな気分がする旅でした。

 

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