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メルボルン

オーストラリア:ワイナリーの開放感

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オーストラリアで生活して、一番印象が変わったのは、ワイナリーに関する私自身の理解でしょうか。日本でも、何度かワイナリーを訪れたことはありましたが、そこはあくまでワインを買うとことろというイメージでした。もちろん、訪れた人のために、ワインに関する展示があったり、レストランが併設されたりはしてはいましたが、特別な場所という感じはしませんでしたし、長居をする場所とも思いませんでした。

オーストラリアの代表的なワイナリーに行くとそのイメージは一変しました。前にも述べましたが、オーストラリアの人たちは食べ物やワインを議論するのが大好きな様で、ワインセラーでも試飲を繰り返しながら飲んだワインに関するディスカッションを長々としているのです。そのうち、ワインだけでなく、色々な話に議論は展開していきます。そうやって、ゆっくりと時間を過ごすのです。

ワインセラーのそばにはきちんとしたレストランも併設されていることが多く、それらのレストランは緑のワイン畠に向かって解放されています。オーストラリア の大きな青空と緑のコンビネーションが少し酔った身体には、とても気持ちよく感じられます。

ワイナリーを巡ることがこんなに楽しいとは思ってもみませんでした。写真はメルボルン郊外のワイナリーです。

 

オーストラリアのレストラン模様

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オーストラリアでちょっとしたレストランに行くと、よく見る情景があります。カップルが2組連れで、同じテーブルを囲むシーンです。歳の頃は30代から50代ぐらいのカップルがお洒落してレストランのバーカウンターで食前酒を飲んでいると、後から同じくらいのカップルが合流してきます。その2組で少しお酒を飲んで、テーブルに移っていきます。2組の大人のカップルがレストランで食事するということは、あまり日本では見ない景色ですが、オーストラリアでは度々、直面することがありました、

彼等はテーブルに座ると、大体、メニューを見て議論を始めます。オーダーするものを相談しているようです。そういう人にためにか、オーストラリアのレストランのメニューはかなり詳細な情報が記載されています。原材料や料理の仕方はもちろんのこと、さらに牛肉なら生産地や飼料の内容なども書きこんであります。日本で「関サバ、関アジ」や「大間のマグロ」のようなブランドがあるのでしょう。それらの情報を見て、彼等はかなり長い間、話し込んでオーダーを決めます。

日本でもし、こんなに話し合って決めたら、お互いのものをちょっともらって食べたりするように思うのですが、彼等は決して他の人の料理をもらったりしていませんでした。

カップル2組でレストランに来るというのも、日本では見かけない情景ですし、ましてみんなでオーダーを相談しあうというのも日本ではあまり見かけません。こういう情景を見ていると、文化の違いを実感します。

上の写真は、メルボルンでの食べたWagyu(和牛)です。なお、原産地はタスマニアと書いてありました。

 

ワイナリー巡りの楽しみ

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オーストラリアのワイナリー巡りの楽しみは、たんに美味しいワインに出会えるからだけではありません。もちろん、それもありますが、ワイナリーではそれぞれの「おもてなし」を用意してあり、それを比べてみる楽しみもあります。ワインそれだけを売りにしているところもあれば、西部開拓時代のような雰囲気を醸し出しているところもあったりします。美味しいレストランを併設しているところもあります。

写真は、メルボルン郊外のモーニントン半島にあるポート・フィリップ・エステートです。このワイナリーは、まるで美術館のような綺麗な建物が印象的です。あまり人家もない地域に、とても美しい白い建物があります。その趣きはとてもクールで、センスの良さを感じざるを得ません。セルラードアの入り口には、白い花が活けてありました。

下の写真は、このワイナリーの入り口です。オーストラリアの青い空と白い建物のコントラストが印象的でした。

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メルボルン:ヤラ川の夕景

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メルボルンはヤラ川河口に発達した街です。このような街の作り方はよく、オーストラリアでは見られます。パースは、スワン川に沿って発達しましたし、ブリスベンも街の真ん中に曲がりくねったブリスベン川が横断していて、そこを無料のボートが走っていました。このような街の作り方は、考えてみるとロンドンと同じということに気づきます。やはり、英国文化の強い国です。

これらの街は、川ぎわに高いビルを建てる傾向にあります。水面に映るビルの灯りを楽しむためでしょうか。そして、このビルと川の間はどこも遊歩道が作られます。その遊歩道を沿ってバーやレストランが立ち並びます。オーストリアの友人たちと食事をすると、必ずこのようなバーで軽くワインやカクテルを飲んでから、レストランでディナーを摂ることになります。軽くお酒をいただいた後、川から吹く風を感じながら、ほろよい気分でレストランまで歩いて行くのは、とても気落ち良いものです。

日本のお酒の飲み方とは全く違うもので、そこでもオーストリアに来たんだなーと思います。

オーストラリア 旅行で必ず行く場所〜植物園

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オーストラリア旅行に行く時、必ず寄る場所があります。植物園、ボタニックガーデンです。

住んでいたブリスベンでは、中心街であるクィーンズ・ストリートから歩いて10分ほど、川べりにとても静かで、大きな植物園がありました。朝夕は、ジョキングをする人で賑わいますが、昼下がりは掃除をする係りの人ぐらいで、オーストラリアの青空の下に広がる緑の空間を独占することができます。キャンベラでは熱帯雨林が丘陵地帯に作り込まれていました。シドニーでは、街のアイコンであるオペラハウスの裏手に港を見渡せる植物園が設けられています。

オーストラリアの都市には必ず綺麗な植物園が整備されていますが、最も印象的なのは、パースのキングスパーク&ボタニックガーデンです。この公園は、街の中心部からバスで10分ほど、街全体を見渡す小高い丘の上に設けらてれいます。この公園から、見るパースの街がとても美しく、パースというとその情景を思い出します。

訪れたのは9月でしたが、公園は春の訪れを表すように花々が咲き始めていました。この公園では、西オーストラリア州を代表するワイルドフラワーが展示されており、それにも強い印象を覚えました。

オーストラリア旅行をグレードアップする方法

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海外旅行は、慣れている方とそうでない方とでは大きくイメージが異なるものかも知れません。慣れれば慣れるほど、日本国内を旅することと海外旅行をすることの差異はなくなっていくと言って良いでしょう。

最初は誰でもそうであるように、添乗員つきのパックツアーで海外に行かれることが多いと思います。ただ、このツアーはどうしても団体鼓動が前提となりますので、自分の興味や満足は犠牲にせざるを得ません。そして、よっぽど高いツアーを申し込まないと、素晴らしい食事や宿泊施設には巡り会えないことになります。海外旅行に行って、その国でしか味わえない本当に美味しいものに出会えない可能性があります。パックツアーに満足できなくなったら、次は飛行機と宿泊施設は自分でネットで探して、それに現地のツアーを加える方法をトライされるかと思います。この方法では、一見すると自由な時間ができて満足できる海外旅行を楽しめそうに思いますが、現地の情報に精通していないと、現地ツアーを入れ込みすぎて、結果としてパッケージツアーで回るのとそれほど変わらないことになります。また、日本語ツアーを入れるとどうしても割高になりますし、日本人の団体旅行という側面が強くなり、海外を旅しているという実感が薄れます。

海外旅行に慣れてくれると、できる限り単独で観光地を自分の時間に合わせて回る方法を模索することになります。レンタカーを使ったり、公共交通機関を使う方法です。食事もスーパーマーケットや現地のフードコートを活用し、1・2度、その国を代表するような高級料理店に行ってみることにチャレンジできるようになります。このような方法をとるにはものすごく語学力が必要に思えるかもしれませんが、実はそうでもありません。いくつかの基本的な構文と単語をマスターすれば簡単に出来ます。この方法を一度マスターすれば、海外旅行は格段にグレードアップします。もちろん、そのためには現地の適切な情報は不可欠ですが。なかなか、日本ではこのような海外旅行をされる方が少ないので、現地情報が少ないのが現状です。私たちはそのお手伝いをしたいと願っています。

時代の移り変わりは早いものです。語学力の不安は、スマホの翻訳アプリで十分、補える時代になっています。ぜひ、グレートアップした海外旅行を楽しみましょう。

写真は、メルボルン郊外のスーパーマーケットです。

 

安価で豊かな海外旅行を

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東京などの大都会では外国の旅行者が、地下鉄などの公共機関に乗って、観光していることを見ることが多くなっています。中国人などのアジアの方々は、観光バスに乗って集団で行動されていることが多いようですが、欧米人は自分のリズムで公共交通機関の乗って、悠々と旅を楽しでおられるように見えます。当然ですが、その方が旅費は安くなります。

私も海外旅行をするときは、できる限りその国の交通機関の乗るようにしています。現地の人たちの中に入り込むことによって、その国の雰囲気をより身近に感じることもできますし、その人たちの感覚みたいなものがわかる気がします。例えば、日本のように交通機関で携帯の通話を禁止せずに、電車の中で平気で話している人は海外ではよく見ますが、それを周りの人も無頓着に許容している人たちを見ると、日本人の他人との関係性の理解の方が異常のなのかもしれないと思ったりします。オーストラリア の駅の周りでは、スシのお弁当を売っているのを見たりするのも面白いです。

ただ、海外の公共交通機関を使う際には気をつけないといけないのは、日本ほど、時間に厳密に運用されないということです。突然、電車が止まったりするのは当たり前と思っておかないといけません。そのために、旅程は十分に余裕をもって組んでおかないといけません。でも、その余裕ある旅程が、あなたの海外旅行を全く違う、豊かなものにしてくれます。

弊社でも、できる限りそのような旅程を組んでお客様に提供しています。もちろん、そのサポートも十分いたします。

写真は、メルボルンの郊外、モーニントン半島のビーチです。

 

メルボルン・ブライトンビーチ

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メルボルンから電車で約30分、ブライトンビーチ があります。このビーチは写真のように、小さな海の家が集まっていることで有名です。

この海の家は個人で持っているようで、写真のように家族や仲間が集まって海を楽しみます。訪れたのは、3月初旬、日本でいうと初秋の季節に当たります。金曜日の午後です。仕事をリタイアした老人たちが一つのビーチハウスに集まってワインを楽しんでいました。ちょっと淋しいけど、ほのぼのとした雰囲気が漂っていました。

ブライトンという名前も、英国連邦らしい名前ですね。イギリスの南海岸にあるリゾート、ブライトンと同じ名前です。よくイギリスの映画の中で、出てきたのを覚えています。映画の中のブライトンは、観覧車があってもう少し華やかなリゾートだったように思いますが。こちらのブライトンは派手ではありませんが、オーストラリア ののんびりとして、豊かな生活を垣間見るようです。

 

メルボルンのステーキハウス

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現在、オーストラリア ではWagyu(和牛)が人気です。メルボルンで和牛で有名なステーキハウスに行ってみました。お店に入ると、すぐに大きな肉の展示ケースがありました。海外のレストランは日本のそれと比べると、照明が暗いことが多いです。(これはホテルでも同じ傾向にあります)。少し薄暗いレストランの中で、肉の陳列ケースだけが輝いており、中の肉が美味しいそうに見えます。

写真で見て分かるように、熟成肉がメインです。Wagyuを頼みましたが、日本人の想像する和牛とはやはり違います。柔らかさはある程度、ありますが、肉のさしは思ったよりも入っておらず、食べてみると肉の香ばしさの方が強く感じました。やはり、肉の楽しみ方が日本とは全く異なるようです。個人的には、Wagyuを食べるよりもT-bone を楽しいだ方が、オーストラリアらしいステーキの気もしますが、いかがでしょうか。

 

メルボルンの夜景

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夕暮れが迫る頃、ユーレカタワーに出かけて行きました。噂では南半球一高い(285m)ビルとこのことです。このビルは、「エッジ」と呼ばれる床が中空にせり出すシステムが有名ですが、待ち時間があるようで、この後にステーキを食べに行く予定だったので、諦めました。

東京で暮らしていると高層ビルに登ることはそう珍しいことではありません。あまり期待せずにこのビルディングを訪れたのですが、想像以上によかったです。異国の旅の空ということも加点対象であることは間違いないのですが、さらにこのビルだけが飛び抜けて高いために視野を遮るものが全くなく、夕暮れで空の色が変わって行く様子をゆっくり堪能できたのがよかったと思います。

 

 

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