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メルボルン

メルボルン:乾燥した夏の陽〜王立展示館

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アメリカ人の友人が、アメリカはヨーロッパ(特にイギリス)からできるだけ、離れようとしているのに、オーストラリアはできる限り、ヨーロッパの影響下にあろうとする、という感想を言っていました。確かに、オーストラリアは現在でも英連邦(Commonwealth)の構成国の一つです。この英連邦、日本ではあまり有名ではありませんが、オーストラリアで暮らしてみると、強く意識することになります。何と言っても、現在でも紙幣にはエリザベス2世女王が印刷されており、この国の首長が彼女であり、イギリスの影響下にあることがわかります。

オーストラリアにおけるヨーロッパ的影響を表す代表的な建物が、メルボンにある王立展示館(Royala Exbition Building) です。写真の通り、ヨーロッパの宮殿のような建物がメルボルンにあります。この建物は、1880年のメルボルンで開かれた万博のために作られた建物です。当時、メルボルンはゴールドラッシュに沸き、大英帝国においてロンドに次ぐ第二の都市として発展していました。その栄華さが誇るよなうな建物です。

この建物はメルボルンの中心地にあるカールトン庭園の中にあります。この庭園こそが、まさにイギリス的です。イギリスにはガーデン二ングの伝統がありますが、その伝統を感じさせる庭園です。

夏の日、この庭園を訪れました。乾燥した夏で、日陰にいると風が冷たいほどです。木漏れ陽の中、庭園を歩いて行くとこの白亜の建物が目の前に現れます。オーストラリアの青空と建物の白のコントラストが、心に刻み込まれるようでした。

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